スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われた 2024/25 セリエA第9節インテル戦に 4-4 で引き分けたユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「難しい状況に立たされましたが、より困難になった4失点目を喫した後も試合に留まったのは良かったです。インテルは試合を制するに値しましたし、それができたと思います。
それから私達は同点に追い付き、勝つ可能性もありました。多くのことが起こりましたし、分析したいことは数多くあります。非常に上手く行った時もそうではない時もありました。
すべての部分で改善は可能です。私達は後方で苦しみましたが、前線では多くの好機を作りました。オープンでフェナな戦いでした。
右サイドには好調なカンビアーゾとコンセイソンがおり、興味深い試合にするという観点でも機能しました。
ダニーロとガッティは異なる選手です。ダニーロの方が組み立てで良いと見ていますが、カルルを含めて誰もが良い試合をプレーしました。途中出場のガッティはソリッドさを供給してくれました。
ヴラホヴィッチの途中交代は戦術的な判断です。ウェアを先発で起用したのはトランジションが理由です。ユルディズが後半に異なるオプションを付与してくれることは理解していました」
マヌエレ・ロカテッリ選手:
「リカバリーが難しい試合を取り戻しましたし、私達はここからスタートしなければなりません。もちろん、私達は仕事を継続し、守備フェーズを分析しなければなりません。
パフォーマンスに満足していますし、ラウタロやバレッラの侵入には注意を払いました。しかし、最も重要なのはチームのパフォーマンスです」
ケナン・ユルディズ選手:
「チーム、監督、そして家族に感謝したいです。簡単ではなかったのですが、本当に幸せです。
共に留まり、チームとしてプレーしなければなりません。サッカーではすべてが素早く変わってしまうからです」
ユベントスのスカウティングは的確でした。“5-3-2 の守備ブロックを早々に構築するインテル” の監視が緩くなる SB を効果的に使って逆転に成功したからです。
しかし、その後はインテルが前半の内に逆転に成功。シュトゥットガルト戦の決勝点を彷彿させる同点ゴールと PK による逆転ゴールに加え、後半の立ち上がりにはリードを2点差に広げられるなど「守備の見直しと再構築」が必須なのは自明です。
それでも同点で試合と終えれたのは「インテルの “詰めの甘さ” に救われたから」だと言えるでしょう。
ユベントス側も「ビハインドでの相手 CK 時にカウンター要員で待機していたのがコンセイソン選手だけ」という “詰めの甘さ” を見せています。
攻守において改善点がある訳ですから、相手チームが『より効果的な対策』を準備することが可能になるシーズン中盤戦を迎えるにあたってチームを上手く成熟させることができるかがポイントになるでしょう。
イタリア・ダービーから中2日で次戦・セリエA第10節パルマ戦が控えています。心身両面のエネルギーを素早く補充して勝点3を積み重ねることができるのかに注目です。