アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 UEFA チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第3節シュトゥットガルト戦に 0-1 で敗れたユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「シュトゥットガルトが勝利に値します。最初の1分から私達よりも良いプレーをしていました。一刻も早く敗戦を消化しなければならないですし、インテル戦に向けて立ち上がらなければなりません。
何が上手く行かなかったのか?シュトゥットガルトから試合のコントロールを奪えませんでした。
前半は DF を使って私達の初期プレスを乗り越えられました。何度かはコントロールできたのですが、彼らは私達を困難に陥れましたし、困難への対処を強いられました。
私達はシュトゥットガルトのリズムに苦しみ、相手が押し付けてくるゲームに困惑しました。国際試合では分析することが多くあります。ペースが速く、攻撃やプレスも多いのです。
試合中に一息付く時間はほとんどありません。私達はトップチームと渡り合うためにレベルを上げなければならないのです。
私達が見ていることはクラブで共有されています。しかし、攻撃面は改善しなければなりません。そのためには守備を改善しなければならないのです。ボールを回収した地点は攻撃にとっての最高のポジションではないからです。
ビルドアップやボールの脱出には困難がありました。攻撃面の改善だけではなく、背後のバランスも必要です。何度かカウンター攻撃を繰り出しましたが、限定的でした。責任は私にあります。
次戦はインテル戦です。この敗戦を消化し、共に改善しましょう」
マッティア・ペリン選手:
「この敗戦が成長の糧になると確信しています。非常に残念ですし、今夜のシュトゥットガルトは私達を困難に陥れた偉大なチームでした。私達はこの教訓から学べると私は思います。
少しの落ち込みがありましたし、私達には困難から抜け出すために必要となったエネルギーを持ち合わせていませんでした。今はこの試合のことを消化し、次戦のインテル戦のことを考えなければなりません。
プレー時間が減る中でパフォーマンスを維持する労力は膨大です。良いパフォーマンスを示せたことは嬉しいです。試合に敗れて完全には楽しめなかったとしてもです」
ニコロ・ファジョーリ選手:
「シュトゥットガルトは力強いスタートを切り、ボールを保持して私達よりも良いプレーをしました。私達は前後半でもっと良いプレーができたと思います。
試合に影響を与えたエピソードはありましたが、私達は改善に取り組まなければなりません。インテル戦の前に緊張の糸が切れてはいけないのです。木曜日には大事な一戦に向けたトレーニングに戻るつもりです。
敗戦が手痛いのは明らかです。シーズン初黒星ですが、シュトゥットガルトは勝利に値しました。試合を良く分析し、日曜日に向けた準備をします。
シュトゥットガルトは中央のスペースを上手く支配していましたし、それがこの試合での鍵になったのだと思います」
ユベントスは「マッケニーとテュラムで相手のダブルボランチを消せばシュトゥットガルトの攻撃は機能不全を起こす」との分析で試合に臨んだのでしょう。
ところが、意図的に誘導したはずのサイドでのデュエルで相手選手と渡り合えたのはカバル選手だけ。他の選手は「なす術なし」の劣勢でした。だから、シュトゥットガルトは左サイドから惜しいクロスを何本も供給できたのです。
チアゴ・モッタ監督が “相手に攻撃をフリーパスを与えている右サイド” を『2枚替え』で修正を図るのは常套ですし、ボール奪還が全く機能していない状況でコンセイソン選手を残すのはリスクでしかありません。
チーム全体のインテンシティーが低すぎて相手のボール回しに棒立ち状態だった問題を早急に対処することが否が応でも求められることになるでしょう。
今週末の27日(日)にはセリエA第9節インテル戦が控えています。アウェイでのイタリア・ダービーに敗戦を払拭して臨むことができるのかに注目です。