2024/25 セリエC第9節が行われ、アウェイでジュリアーノと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)はプクツカ選手の退場で与えた FK から決勝点を許し、1-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 7: ムラッツィ 24: チティ 33: ペロッティ 31: プクツカ |
MF | 21: パルンボ(→ 37' st. 18: レドン) 42: ペーテルス(→ 1' st. 5: マッカ) |
17: ジェッラ (C) 74: パパドプロス(→ 13' pt. 34: S・トゥルコ) 3: アフェナ=ギャン(→ 32' st. 9: マンチーニ) |
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FW | 79: セメド(→ 1' st. 28: オウス) |
モンテーロ監督は 4-2-3-1 を継続。国際Aマッチデーなどの関係で右 SB ムラッツィ、左 CB ペロッティ、MF ペーテルスの3選手が新たに先発する布陣で試合に臨みます。
最初にチャンスを得たのはホームのジュリアーノ。3分に左サイドから巧みに抜け出したジョルジオーネがターンからシュート体勢に入るも、ユベントスはチティの後方からのスライディングタックルで難を逃れる。
対するユベントスは8分にパルンボのロングフィードに反応したジェッラが右サイドからのボレーシュートを放つが、これは枠の左へと逸れてしまう。
試合が動いたのは9分。ジュリアーノはスルーパスに抜け出したチウフェッリがペナルティーエリア寸前でプクツカに倒されて FK を獲得。ユベントスは決定機阻止でプクツカが一発退場。残り80分超を1人少ない状態で戦うことを強いられる。
ジュリアーノはこの FK をチェレギンがゴール前に送ると、混戦からバルデが豪快に蹴り込んで先制に成功。エピソードを活かして先行する。
反撃の糸口を掴みたいユベントスだったが、1人少ない状況では自陣ペナルティーエリア付近に張り付けられて全体を押し上げることはできず。それでも最少失点の1点に留めて前半を折り返す。
何とかして勝点1を持ち帰りたいモンテーロ監督は後半開始と同時に中盤 MF のマッカとオウスを投入。耐え続けてセットプレーによる1点に懸ける姿勢を鮮明にする。
だが、ボール奪取が勘案されていない状態で選手配置を変更しただけでは両チームの力関係は大きく変化せず。1人少なくなった前半と同様にジュリアーノに押し込まれて GK ダッファラが好守で応戦する時間帯が続く。
結局、試合はこのまま 1-0 で終了。攻守の噛み合わないユベントスはこれでリーグ戦3連敗となってしまった。
なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。
パオロ・モンテーロ監督:
「選手達はカテゴリーの次元に没頭しなければなりませんし、チームは再構築が毎年必要です。このグループの困難さはフィジカルコンタクトがベースにあることであり、それが成長の最適解であると理解しています。
ジュリアーノには好感を抱いています。数年ぶりに彼らの監督と会いましたし、プレーオフに進出できるチームだと思います。
私達はシーズン序盤戦でトップチームのポテンシャルを持つ全チームと対戦しました。今日のように敗れたとしても、10人になったとしても経験の手助けになるでしょう。
エピソードの重要性は認識しなければなりません。FK で壁を空けることはできませんし、集中力を欠いてピンチを招く場面もありました。ここは私達が改善に取り組んでいる部分です」
試合は9分にプクツカ選手が一発退場となったことで勝敗の行方が決してしまいました。
これでプクツカ選手は “2試合連続で” 守備での不味い対応をしており、序列を下げざるを得ないでしょう。プリマヴェーラにはパニュッコ選手(18)が控えていますし、他の選手にチャンスが与えられるべき状況だからです。
チーム状況に関してはガゼッタ紙が降格の懸念を示すのは当たり前。次節・第10節に勝利したと仮定しても、獲得した勝点は過去最低の9に留まるからです。
2024/25 シーズンのチームは「序盤戦から “2部リーグの壁に跳ね返された外様組” をチームの骨格に据えた編成」となっており、監督だけではなく SD の責任も問われるべき状況です。
ここから早急に立て直せるかが重要になるのは当然のことでしょう。
Bチームの次戦は10月20日(日)に予定されている 2024/25 セリエC第10節アヴェッリーノ戦です。
浮上のきっかけを掴む試合をすることができるのかに注目です。