2024年夏の移籍市場でユベントス・Bチーム(= Next Gen)から放出された選手を紹介いたします。8月19日から9月3日までの期間で新たに11選手がチームを離れました。
該当する選手の一覧は下表のとおりです。
Po | 選手名 | 年齢 | 現行契約 | 移籍先 |
---|---|---|---|---|
DF | ミネッリ | 25 | '25年夏 | C:ジュリアーノ |
CB | リッチオ | 22 | '25年夏 | B:サンプドリア |
CB | ムハレモヴィッチ | 21 | '26年夏 | B:サッスオーロ |
CB | F・ゴンサレス | 21 | '26年夏 | フェイエノールト |
LSB | エンテンダ | 21 | '24年夏 | C: SPAL |
FW | オリビエリ | 25 | '25年夏 | C:トリエスティーナ |
FW | クアトロッチ | 20 | '29年夏 | C:カヴェーゼ |
MF | ノンジェ | 19 | '26年夏 | トロワ |
GK | ゴーリ | 28 | '25年夏 | B:スペツィア |
MF | ハサ | 20 | '24年夏 (+1年) |
レッチェ |
MF | マレッサ | 20 | B:カッラレーゼ |
8月下旬にユベントス・Bチームを離れた11選手中6選手が完全移籍で退団しました。
ミネッリ選手とオリビエリ選手は年齢面、エンテンダ選手はパフォーマンス面から「妥当な判断」と言えるでしょう。昨季はセリエBのモデナで研鑽を積んだリッチオ選手もサンプドリアに旅立ちました。
チーム的に痛手となり得るのはハサ選手とマレッサ選手の2人。
ただ、両選手ともに「2024年夏までの契約をクラブが 2023/24 シーズン後半戦にオプションを行使して引き止めていた」こともあり、ユベントスとの関係に終止符が打たれました。
期限付き移籍組としては “左利きの CB” であるムハレモヴィッチ選手とF・ゴンサレス選手が退団。前者はセリエBのサッスオーロ。後者はオランダのフェイエノールトに新天地を求めています。
その一方でノンジェ選手は移籍報道とは異なる新天地を選択。フランス2部のトロワで出場機会を “確実に” 掴む思惑がにじみ出ています。
ユベントスのトップチームではジュントリ FD が今夏の移籍市場で獲得した中盤 MF の3選手で「約2500万ユーロの年間減価償却費が2029年まで5年間計上」されることが確定済み。
ロカテッリ選手の分も加えると「約3000万ユーロの年間減価償却費が2028年まで4年間計上」となるため、トップチームでの出場機会のチャンスは乏しいと判断したプロスペクトの流出や加入の敬遠に見舞われるのは止むを得ないことでしょう。
必要経費と割り切るしかないないからです。
FYI: 2024年8月18日以前にユベントスを退団したBチームの選手
ちなみに、2024年夏の移籍市場で8月18日以前にユベントス・Bチームから放出された選手一覧は下表のとおりです。
Po | 選手名 | 年齢 | 現行契約 | 移籍先 |
---|---|---|---|---|
WG | デル・ソーレ | 26 | 契約満了 | C:ピネート |
FW | リパーリ | 22 | 契約満了 | C:ルメッツァーネ |
FW | F・コレイア | 23 | '25年夏 | ジル・ヴィセンテ |
MF | ボネッティ | 20 | '25年夏 | C:レナーテ |
MF | セルサンティ | 22 | '26年夏 | B:レッジャーナ |
WG | コンパニョン | 22 | '26年夏 | B:カタンツァーロ |
DF | ヴァルデジ | 20 | '25年夏 | C:レナーテ |
DF | デ・マリノ | 24 | '25年夏 | C:ヴェルチェッリ |
GK | ガロファニ | 21 | '26年夏 | C:モノポーリ |
Po | 選手名 | 年齢 | 現行契約 | 移籍先 |
LSB | トゥリッキア | 21 | '25年夏 | B:カタンツァーロ |
CF | チェッリ | 21 | '26年夏 | B:カッラレーゼ |
LSB | フラボッタ | 25 | '26年夏 | ウェストブロム |
RSB | バルビエリ | 21 | '26年夏 | B:クレモネーゼ |
WG | アケ | 23 | '25年夏 | イヴェルドン |
CF | ペコリーノ | 23 | '26年夏 | B:フロジノーネ |
WG | セクロフ | 22 | '27年夏 | B:サンプドリア |
ユベントスは2024年夏の移籍市場でBチームに所属する15選手の登録権を手放しました。
2023/24 シーズンは “ユベントスと契約下にある30選手強” が期限付き移籍をしていたため、その数を減らす意味合いもあったのでしょう。年齢制限を設けた的確なチーム運用を行うことができるのかに注目です。