ユベントスのジュントリ FD が9月1日に行われた 2024/25 セリエA第3節ローマ戦の試合前にイタリア国内向けの中継を行った『DAZN Italia』などからの取材に応じていましたので概要を紹介いたします。
クリスティアーノ・ジュントリ FD:
「私達は多くのことを行いました。投資をし、多くの売却もしました。今年は新しいプロジェクトをスタートさせました。そして、私達が上手くやったかどうかを言われることでしょう。
アタランタが私に交渉の扉を開いた時にコープマイネルスがメインディッシュであると理解しました。私達は強力に推進したのです。そして、最後に苦労は報われました。
Next Gen では確かに偉大な仕事が行われました。多額の資金が投じられた一方で、今年は復活の時期でもあり、コスト削減の手助けにもなりました。
トップチームに出場する若手選手達は高給取りではありません。コストを低く抑えることができますし、その分を即戦力選手への補強に回せるからです。
しかし、真実は “欲求と決意を持った若手選手” と “ユベントスに一貫性を与えられる少し若くはない選手” のベストミックスを見出すことです。
移籍市場のダイナミクスは数多くあり、私達は多くの選手を保持することはできません。契約更新や選手達のニーズにも関わることは明らかですし、詳細に言及することは正しくありません。
クラブが近年に費やした資金の回収を試みましたし、最善の形で投資をし、Next Gen から輩出された若手選手を最大限活用しようと挑戦しています。
ディレクターと監督が素晴らしい関係にあるのは普通のことだと思います。
しかし、クラブを通して偉大な相乗効果があると言いましょう。マウリツィオ・スカナヴィーノから私自身、ユース部門の指揮官、アシスタントであるジュゼッペ・ポンピリオ、コーチングスタッフ。私達は偉大なグループなのです。
私達は楽しみ、共にクラブの良いことを考えながら仕事を継続したいと思っています」
“脂が乗った年齢の即戦力選手” を複数人獲得したことで人件費(チーム総年俸と減価償却費の合計)は 2023/24 シーズンよりも増加したと予想されます。
「昨シーズンよりも自転車操業が深刻になった」のですから、編成責任者が「チームの一体感」を強調するのは当たり前。もう後戻りはできません。
ちなみに、前任のアッレグリ監督は移籍市場での補強が限られた中で「(誤審による恩恵を得た)首位インテルと勝点差2の2位でシーズン前半戦を折り返す」という結果を残しています。
“フロント陣からの惜しみないバックアップを受けるチアゴ・モッタ監督のチーム” は「スクデット戦線に残った状態でシーズン前半戦を折り返せるか」が最初の評価項目になるでしょう。
まずはジュントリ FD の下で編成されたチームが順調な滑り出しを継続することができるのかに注目です。