ユベントスは公式サイト上で DF マッティア・デ・シリオ選手がエンポリに1年間の期限付き移籍をすると発表いたしました。ユベントスとの契約がどうなっているかが注目点になるでしょう。
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デ・シリオ選手は1992年10月生まれの31歳。ミランの下部組織で育った両サイドでプレー可能なサイドバックで2017年夏にユベントスに加入。
ユベントスでは公式戦117試合に出場し、2025年夏までの現行契約を有しています。
ただ、チアゴ・モッタ監督の下では構想外。「推定年俸170万ユーロと残存簿価60万ユーロをどう処理するか」がジュントリ FD に課された問題でした。
デ・シリオ選手は 2024/25 シーズンをエンポリで過ごすことが決定しましたが、移籍の形態は期限付き移籍。これは「エンポリがデ・シリオ選手の人件費を全額負担することができない」ためでしょう。
シュチェスニー選手のように『双方合意の下で契約解消』をする場合は「ユベントスが退職金の形でデ・シリオ選手の年俸を部分負担」することが不可避です。
この部分の交渉が暗礁に乗り上げてしまったから、期限付き移籍でお茶を濁す結果になったのでしょう。『交渉決裂』がユベントスのフロント陣にとっての最悪のシナリオだったからです。
ユベントスはエンポリと9月の国際Aマッチデー明け直後の第4節で対戦するため、デ・シリオ選手とはすぐに再開することになります。
デ・シリオ選手がエンポリで円熟味のある良いパフォーマンスを発揮してくれることに期待です。