ユベントスは公式サイト上で FW フェデリコ・キエーザ選手が移籍金1200万ユーロ+ボーナス最大300万ユーロでリヴァプールに完全移籍すると発表いたしました。
クラブから発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手キエーザの完全移籍に対する
リヴァプールとの合意事項
トリノ、2024年8月29日 ー ユベントス・フットボールクラブはリヴァプール FC との間で選手フェデリコ・キエーザの登録権を4年分割1200万ユーロおよび変動ボーナス最大300万ユーロで譲渡することで合意いたしました。
本取引は選手登録権の残存簿価を償却する必要があるため、2023/24 シーズンに300万ユーロのマイナス効果が生じることになります。
キエーザ選手は1997年10月生まれの26歳。フィオレンティーナの下部組織出身で2020年夏に期限付き移籍でユベントスに加入し、2022年夏に完全移籍となったイタリア代表の WG です。
ユベントスとの契約は2025年夏までだったのですが、契約延長交渉は行われず。
キエーザ選手は「ユベントスから契約延長のオファーを受け取ったことがないので私や代理人から年俸の増減に対する要求を出したことは1度もない」とインスタグラム上で暴露しています。
「クラブに吹き込まれた事実ではない忖度記事ばかり書きやがって耳を削ぎ落とすぞ」と記者を恫喝したアッレグリ監督の時と同じですから、ユベントスの現フロント陣は「自分達に都合の良い情報に改竄してリークしている」と見るべきでしょう。
リヴァプールに新天地を求めたキエーザ選手の選手キャリアは「コンディションの回復状況次第」です。
前十字靭帯断裂前の状態にまでは回復していませんが、ドン底を脱して復調傾向にあることは事実。
したがって、“インテルからユベントスに移籍した時のファビオ・カンナヴァーロ選手” のような復活劇ができるかがコンディション面での注目点になります。
戦術面での貢献に関しては「スロット監督が与えるタスク次第」でしょう。年俸面を考えると『ジョーカー役』では物足りませんし、『主力選手』としてどう貢献するかが問われることになるからです。
キエーザ選手が新天地リヴァプールで躍動し、実りのある選手キャリアを送って欲しいと思います。