『スカイ・イタリア』などによりますと、ユベントスとシュチェスニー選手が双方合意の下で現行契約を解消することで合意に至ったとのことです。退職金の形で今シーズンの年俸を部分負担する見込みと見られています。
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シュチェスニー選手は1990年4月生まれの34歳。2017年夏にアーセナルからユベントスに加入し、昨シーズンまで正 GK としてゴールを守り続けました。
ユベントスとの現行契約は2025年夏までだったのですが、GK 陣が全員30代で若返りが必要だった状況を受けたジュントリ FD がモンツァからディ・グレゴリオ選手を獲得。
その結果、GK 陣の中で最も高額な年俸を受け取っていたシュチェスニー選手が構想外となり、今夏はクラブの練習に全く参加していない状態が現在まで続いていました。
ユベントスとシュチェスニー選手の両者は「双方合意の下での現行契約の解消」で大筋合意に達したと見られており、ユベントスのフロント陣は『当初の目的』を達成したものと思われます。
ただし、『ジュントリ FD が用いた手法』と『手にした結果』が評価されることはないでしょう。
- シュチェスニー放出の目処が付いていない状況で GK ディ・グレゴリオを獲得
- 選手はアル・ナスルと個人合意するも、移籍金500万ユーロを固辞して交渉決裂
「推定年俸650万ユーロのシュチェスニー選手に支払うであろう “退職金” が2024年6月末の残存簿価(=150万ユーロ)を下回ることはない」と考えられるからです。
クラブ側の身勝手な都合による構想外であるだけにどのような結末が待ち構えているのかに注目です。