2024/25 コッパ・セリエCの1回戦が行われ、ジャナ・エルミニオと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は2点のビハインドを跳ね返すことができず、2-1 で敗れて初戦敗退となりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 25: S・スカーリャ |
DF | 15: サヴィオ 4: ペドロ・フェリペ(→ 1' st. 32: スティヴァネッロ) 23: F・スカーリャ |
MF | 6: コメネンシア 28: オウス(→ 13' st. 21: パルンボ) 42: ペーテルス 11: クドリッジ(→ 30' st. 16: アマラディオ) |
17: ジェッラ (C) 18: レドン(→ 1' st. 10: アンジェレ) |
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FW | 9: マンチーニ(→ 1' st. 20: ダ・グラカ) |
モンテーロ監督は 3-4-2-1 を選択。CF にマンチーニ選手を起用し、2列目にはジェッラ選手とレドン選手を配置して一発勝負のトーナメント戦に臨みます。
最初にチャンスを得たのはユベントス。3分に相手のビルドアップを引っ掛けたオウスが左足でシュートを放つも、GK の好守で CK に逃れられてしまう。
ユベントスは20分に右 CK から飛び込んで来たオウスがヘディングシュートもボールは枠の左へと逸れてしまう。
一方のジャナ・エルミニオは30分にスルーパスからP・フェリペの拙いクリアも手伝って決定機が転がり込むも、スライディングシュートは枠の右。こちらも均衡を破れない。
それでも44分にジャナ・エルミニオは左 CK を獲得すると、逆サイドまで流れたボールの折り返しをゴール前でバッラビオが押し込み、前半を 1-0 とリードを持って折り返すことに成功する。
早く同点に追い付きたいユベントスは後半開始直後の47分にスルーパスに反応したダ・グラカが右サイドからニアを狙うも、GK が横っ飛びセーブで応戦。同点とはならず。
すると、ジャナ・エルミニオは67分に今後は右 CK からモンティポが高い打点でのヘディングシュートを決めて2点目。リードを2点に広げ、勝ち抜けを大きく手繰り寄せる。
最低でも2点が必要となったユベントスは78分にパルンボの送ったクロスをゴール前で左に膨らんでファーサイドに逃げたジェッラが技ありのヘディングシュートを決めて1点差に詰め寄ることに成功する。
83分には左サイドに展開したパルンボが折り返しのクロスに自ら左足で合わせたが、ジャストミートせずシュートは枠の右へ。
結局、ユベントスの反撃は実らず、試合は 2-1 で終了。モンテーロ監督の初陣となったコッパ・セリエCは初戦敗退となった。
なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。
パオロ・モンテーロ監督:
「今日の試合は私達が望んだようには行きませんでした。いくつかの瞬間で少し集中力を欠いていたと思います。ピッチに全員が戻ったら、適切な形でハードワークしなければなりません。
今日の試合はカンピオナートの試合でグループのタフな相手と対戦した際に今日のようなことを味わうことになると痛感させられました。
特に、メンタル面で準備をしておかなければなりません」
2失点はどちらもセットプレー(= CK)から喫したものでした。
失点の場面では「ゴール前に人数はいた」ものの「相手選手のマークには付かないゾーンディフェンスを採用」しており、結果的には “フリーの状態で” シュートを放たれています。
“プリマヴェーラ卒業1〜2年目の選手も多数含まれているBチーム” は「対戦相手との単純なフィジカル勝負だと相性は悪い」という弱点を解消することはできません。
『技術重視』でフィジカル面での弱点は黙認する育成方針の下で、Bチームの歴代監督は『チーム戦術』を用いて結果を残して来たのです。メンタル面とは別の問題を抱えている認識をする必要があるでしょう。
Bチームはコッパ・セリエCで初戦敗退となったため、次戦は8月25日(日)に予定されている 2024/25 セリエC第1節チェリニョーラ戦です。
移籍が基本線の選手もジャナ・エルミニオ戦では起用されていましたし、リーグ戦の開幕節ではどの選手が起用されるのかにも注目です。