ドルトムントに所属するアデイェミ選手が『ビルト』からのインタビューの中で「ユベントスと移籍交渉の場を持った」との報道を否定していましたので、インタビューの概要を紹介いたします。
カリム・アデイェミ選手:
「私の関心はボルシア・ドルトムントだけです。移籍の噂が広まる前から変わりありません。ここでの旅路はまだ終わっていないからです。
チャンピオンズリーグ決勝戦の後には明確なアイデアがありました。
ボルシアで本当に快適です。ファン、監督、マネジメント陣、クラブそしてチームメイトからの信頼を感じています。
ここにいることが好きですし、偉大なスタジアムと雰囲気でプレーするを愛しています。私のプランは変わっていません。
ニュルンベルクで(アデイェミ選手の代理人でもある)父とユベントスのジュントリ FD が密談したと多くの人が書いていますが、事実ではありません。
シャヒン新監督との関係は良好です。非常に若い監督ですが、非常に優秀です。彼は私を信頼していますし、私も彼を信頼しています」
アデイェミ選手は2002年1月生まれの22歳。ドイツ・ミュンヘン出身でオーストリアのザルツブルクからハーランド選手の後任として2022年夏に移籍金3000万ユーロで加入した “左利きの快速 WG” です。
2023/24 シーズンは公式戦34試合1710分に出場して5得点2アシスト。故障離脱期間はあったものの、さらなる飛躍が期待される若手超有望株選手と言えるでしょう。
ユベントスは「スーレ選手を放出」に踏み切ったことで “左利きの WG” が不在となっており、“ロッベン選手に憧れるアデイェミ選手” の獲得に動いたものと考えられます。
ただ、ユベントスがドルトムントに提示したとされる移籍金は3500万ユーロ。ドルトムントは「アデイェミ選手を3000万ユーロで獲得」しているため、門前払いにされて当然のオファー額です。
また、アデイェミ選手の現行契約は2027年夏まで。これらの状況を総合的に踏まえると「移籍交渉が具体化する前に立ち消えになった」のは必然と言えるでしょう。
8月初旬時点で “2024/25 シーズンのユベントスの構想” に入っていると目される WG はユルディズ選手とT・ウェア選手の2人だけで手薄であることは否めません。
残り1ヶ月弱で前線の FW 陣がどのように整備されるのかに注目です。