ユベントスは公式サイト上でマティアス・スーレ選手が移籍金2560万ユーロ+ボーナス最大400万ユーロでローマに完全移籍することが決定したと発表いたしました。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手スーレの完全譲渡に対する
ローマとの合意事項
トリノ、2024年7月30日 ー ユベントス・フットボールクラブは AS ローマと選手マティアス・スーレ・マルヴァーノの登録権を4年分割2560万ユーロおよびボーナス最大400万ユーロで譲渡することに合意いたしました。
この取引では諸経費を除き、2240万ユーロのプラス経済効果が生み出されます。
スーレ選手は2003年4月生まれの21歳。アルゼンチン出身でユベントスには2020年1月に加入し、プリマヴェーラとBチームを経て 2023/24 シーズンはフトジノーネに期限付き移籍をしていた左利きの WG です。
フロジノーネでセリエAをフルシーズン戦った結果は36試合3141分で11得点3アシスト。「ユベントスでポジション争いをする資格は十分にあった」と言えるでしょう。
しかし、クラブは売却益を手にするために放出を選択。スーレ選手はディバラ選手やパレデス選手など同胞が在籍するローマに新天地を求めました。
ユベントスは「ローマなどとチャンピオンズリーグ出場権を争う」と予想されるため、直接のライバルに有望株を引き抜かれたことは不安材料と言わざるを得ないでしょう。
「ローマに上位フィニッシュされて自分達ユベントスはチャンピオンズリーグ出場権を逸する」となれば最悪だからです。
スーレ選手に退団を促したのはユベントスですし、スーレ選手が新天地で飛躍してもチーム成績でユベントスが上回り続ければ問題にはなりません。
スーレ選手にはユベントス側の想定を大きく上回るほどの成長曲線を今後のキャリアで描いて欲しいと思います。