『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがニースのトディボ選手を CB の主力選手として獲得を目指しているとのことです。移籍金の要求額が高いため、若手選手の譲渡による値引きを試みようとしている模様です。
トディボ選手は1999年12月生まれの24歳。フランス領ギアナ出身でトゥールーズの下部組織で育ち、バルセロナから期限付き移籍で加入したフランスのニースで台頭した CB です。
ニースとの契約は2027年夏まで。
今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドが獲得に乗り出すも、“ニースを買収したイネオスの創業者ラトクリフ氏” がユナイテッドの共同株主に就任したこと理由に UEFA から移籍を阻止されている状況にあります。
そのため、ユベントスにトディボ選手を獲得するチャンスが生まれました。
ニースが要求する移籍金は4000万ユーロ。カラフィオーリ選手よりは安価であるものの、現在のユベントスにとっては高額であるため、若手選手の譲渡が選択肢として浮上しています。
- MF: ノンジェ(2005年5月生まれの19歳)
- K・テュラムの代わりになり得る中盤 MF
- 2026年夏までの現行契約
- 2023/24 シーズンはトップチームに帯同し続けるも満足な出場機会は得られず
- DF: ムハレモヴィッチ(2003年2月生まれの21歳)
- 左利きの CB
- 2026年夏までの現行契約
- Bチームで主将を務める
ユベントスはニースからケフラン・テュラム選手を獲得済み。クラブ間の関係性は良好と思われるため、結果的に「K・テュラムとトディボを若手2選手の譲渡および移籍金での獲得」になることを目指しているのでしょう。
ただ、この場合はアストン・ヴィラからドウグラス・ルイス選手を獲得した『交換トレード』と同じ形態であるため、ユベントスから譲渡する若手2選手の移籍金は合計で500万ユーロ前後に留まるでしょう。
したがって、ニース以外のクラブに選手を売却したことで得た移籍金を回す必要が生じると考えられます。
CB の補強はハイセン選手の去就に大きな影響を及ぼすため、ユベントスのフロント陣がどのような決断を下すのかに注目です。