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ユベントスとアッレグリ前監督、急転直下で双方合意による現行契約の解消に至る

 ユベントスは公式サイト上で懲戒解雇としたアッレグリ前監督との現行契約が双方合意の下で解消されたと発表いたしました。急転直下の出来事と言わざるを得ないでしょう。

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 ユベントスは「コッパ・イタリア決勝戦後にアッレグリ監督が起こした大立ち回りが『クラブの規定』に反する」との理由で懲戒解雇を通告。

 この決定にアッレグリ監督は不服を申し立て、両者の意見が対立したままだったことから法廷闘争へと持ち込まれる流れでした。

 ところが、イタリアの各メディアが「ユベントスとアッレグリの件は法廷闘争へ」と報じた数日後に両者は『双方合意による現行契約の解消』を発表。急転直下と言わざるを得ません。

 

 最大の焦点である「2024/25 シーズン中に支払われるはずだったアッレグリ監督の年俸はどうなったのか」は現時点では不明です。

 ただ、ユベントスは株式会社であるため、『2023/24 シーズンの通期決算書』に「2024/25 シーズン中に支払う予定だったアッレグリ監督の年俸をどう処理したのか」を記載する責務があります。

 したがって、半年後に “答え” は明るみに出ることになるでしょう。

 ユベントスが「双方合意の下で現行契約の解消」を発表した記事の中で「アッレグリ監督へのトリビュート記事」を入れてないことを考えると、『ユベントス側が不満が残る形での契約解消』になった可能性が高いものと思われます。

 おそらくは「(会計上は退職金や特別損失の扱いで)年俸のほぼ全額を支払う」こととの引き換えで「クラブから受けた “仕打ち” を口外しない守秘義務契約にサインする」で合意に至ったのでしょう。

 『ユベントス側の期待に沿った条件での双方合意による契約解消』であれば、アッレグリ監督がユベントスで残した功績を事細かに紹介して「円満解決」を対外的にアピールしているはずだからです。

 

 ユベントスの現経営陣は厄介事を抱え込みたくない『事なかれ主義』による判断が多いですし、アッレグリ監督との係争が「和解(による双方合意での契約解消)での決着」は十分に考えられたことでしょう。

 唯一の驚きは「急転直下で双方合意による契約解消に至った」という点のみです。

 “忙しそうに仕事をしているように見える執行部” が今後の経営面で『実績』を残していくことができるのかに注目です。