アリアンツ・スタジアムで行われた 2023/24 セリエA第2節ボローニャ戦に 1-1 で引き分けたユベントスのランドゥッチ副監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

マルコ・ランドゥッチ副監督:
「後半に見せた試合内容で最初からプレーしなければならないのは疑いようがありません。
チームには固さが少しあり、ボール回しは緩めでした。ピッチ上には対戦相手がいることを忘れてはなりません。今夜のボローニャは素晴らしい試合をしていました。
ホーム開幕戦が影響を及ぼしたのかも知れません。衝撃を与えたかったのですが、冷静さは必要です。この瞬間はポジティブな面に目を向けなければなりません。その1つが後半45分の戦いぶりです。
ヴラホヴィッチのゴールが1度取り消されたことは残念です。試合の瞬間で同点になることは重要だからです。しかし、最終的には同点にすることができました。
イリングのプレーで PK が与えられなかったことに対するボローニャ側からの批判?審判団のエピソードについてはノーコメントです」
ポール・ポグバ選手:
「ピッチに戻って来ることができて嬉しいです。チームを助けることができるコンディションであることが重要なのです。良好に感じていますし、若かった時と同様に仕事にプレーに勝利に飢えています。
勝てなかったことは残念です。しかし、勝点は獲得しました。私達は経験を積み重ねることを必要としているのです。
私達は自分たちのサッカーをしなければなりませんし、攻撃に出なければなりませんし、柔軟性も持ち合わせていなければなりません。今夜もできていましたが、十分だったとは言えません」
雨で濡れたピッチで “慣れないモダン・フットボール” を試みたのですから、ホーム開幕戦の前半45分間で固さが見られたことは仕方のない部分です。したがって、チームの姿勢には一定の評価をすべきでしょう。
ただ、ポグバ選手がコメントするように「十分だったとは言えない(=攻守両面で改善の余地が大いに存在する)」ことも事実です。
開幕節では「様々な選手が入れ替わり立ち替わりでボランチとしてボールに触れる」という流動性が見られましたが、今節ボローニャ戦の前半45分では前線 FW 陣を含めてチーム全体の流動性は限定的でした。
また、試合の入りが消極的になってしまったことも反省しなければなりません。これはピッチ状態や対戦相手よりも自分たちの姿勢が影響を及ぼす項目だからです。
第2節ボローニャ戦で『ユベントスが望む試合結果』を手にすることはできませんでしたが、『ユベントスが見せた試合内容』に対する目立った批判はありません。
この事実を自信に変え、次節エンポリ戦では試合の立ち上がりから積極的な姿勢を見せることができるのかに注目です。