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【試合後コメント】 2022/23 UEFA ヨーロッパリーグ準決勝 セビージャ対ユベントス

 エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンで行われた 2022/23 UEFA ヨーロッパリーグ準決勝セビージャ戦に 2-1 で敗れたユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「ディテールが違いとなりました。しかし、選手たちは良い試合をしました。これらの失望は彼らの成長にとって必要なステップです。

 トロフィーを掲げることはできませんでした。難しい1年でしたし、私達はエネルギーを充填する必要があります。カンピオナートを2位で終える必要があるからです。

 結果は残念です。選手たちはもっと良い結果を手にするに値しました。本当に良いプレーをしていましたし、私から彼らを批判することは何もありません」

 

ヴォイチェフ・シュチェスニー選手:
「私のセーブ?良い兆候ではないですね。多くの失望があります。無冠のシーズンですし、私達はコンペティションで勝たなければなりません。参加することが目的ではないのです。

 多くの成長があったことは事実です。しかし、どのトロフィーも掲げられなかったのは良いことではありません。

 非常に特別で非常に難しいシーズンだったと思います。数多くの理由がありましたから」

 




 

 結果を持ち帰ることができなかったため、アッレグリ監督はメディア等からの批判を浴びることでしょう。ただ、アッレグリ監督が採った策以外に打つ手がなかったことも事実です。

  • セビージャを相手に “前線で” ボールを収める計算が立つのはポグバとケーン
  • ディ・マリアとミレッティはスペイン勢にとって脅威ではない
  • セビージャの右サイドはコスティッチよりイリングを嫌がる
  • キエーザは(左 SB の)アクーニャとのマッチアップが苦手

 ファーストレグで劣勢だった箇所に修繕策を施したものの『互角の展開』に持ち込むまでが精一杯。

 交代策を採った直後に “ラッキーパンチ” が当たって先行するも、ドリブルコースの選択ミスでリードを5分で吐き出してしまったことで窮地に追い込まれる結果となりました。

 ケーン選手が下がった時点で「 “前方にスペースがある状態で相手ゴールを向いたユベントスの選手” に偶然ボールが渡らない限りチャンスを作れないという状況」だったのです。チームとしての限界が見えた試合と言わざるを得ないでしょう。

 

 「ポゼッション志向の指揮官が率いていたなら…」との主張が持つ説得力は限定的です。セビージャは “テン・ハフ監督のマンチェスター・ユナイテッド” を下して準決勝に駒を進めたチームなのです。

 ユベントスの残り試合はセリエAの3試合となりました。どのような形で 2022/23 シーズンを締めくくるのかに注目です。