スタディオ・オリンピコで行われた 2022/23 セリエA第29節ラツィオ戦に 2-1 で敗れたユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
マルコ・ランドゥッチ監督代行:
「ラツィオのゴール?私達はファールだと主張していますが、審判の判定に従います。いつもどおり、ピッチ上での判断を尊重します。
前半は自分たちの能力を下回る出来でした。その一方で後半は良くなりました。残念ではありますが、結果は引き分けが妥当だったと思います。途中出場した選手たちも良かったです。
キエーザの状態は良くなりつつあります。彼がいれば様々なプレーができますし、今夜のように同点に追い付くチャンスはありました。
ヴラホヴィッチ?私達は前半に彼を助けることができませんでした。
楽観的?もちろん、いつもそうです。私達は4月19日の裁定を待っています。ピッチ上では勝点59を獲得していますが、反映はされていません。1試合ずつ考えます。木曜日の試合は非常に重要だからです」
アドリアン・ラビオ選手:
「私達は “柔な” 前半でした。デュエルに勝てず、多くのボールロストを喫したからです。
後半は良くなったものの効果はあまりありませんでした。ゴールを許した後にリアクションをしてチャンスを作りましたが、十分ではありませんでした。
私にとってはここに来てからのベストシーズンです。大きく成長したと思います。ゴールを決めるためにも中盤で攻守において良いプレーをするためにも監督と多くの仕事をしており、満足しています」
先手を取れなかったことが響き、A・サンドロ選手やクアドラード選手など “経験のあるベテラン勢の不味い対応” で相手に先行される苦しい展開でした。
敗戦は必然と言わざるを得ないでしょう。ユベントスが先行したり、主導権を得る展開がイメージできない内容だったからです。
収穫としては後半の途中から 4-3-3 でスイッチしてラツィオを攻め続けることができたことです。3バックだと豊富な人材を擁する FW 陣をフル活用できないため、4-3-3 がある程度は機能したことをポジティブに考えるべきでしょう。
ナポリ、ローマ、ラツィオとイタリア南部を本拠地にするチームとのアウェイ戦で3敗は残念な結果です。状態の良い強豪との難しいアウェイ戦でも勝点を持ち帰ることが残りシーズンでの課題になることは明らかです。
直近の公式戦2試合で勝利から遠ざかってチームをアッレグリ監督がどのように引き締め直すのかに注目です。