『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスのイリング選手に対してプレミア勢が関心を示しつつあるとのことです。イリング選手はロンドン出身のため、選手が復帰を熱望すれば引き止めは難しいと言わざるを得ないでしょう。
イリング選手は2003年10月生まれの19歳。イギリス・ロンドン出身でチェルシーの下部組織で成長し、2020年夏にユベントスに加入した左利きの WG です。
ユベントスとの契約は「加入当初の2023年夏まで」だったのですが、昨年末に「2025年夏まで」に延長。同時にトップチーム登録への切り替えも行われました。
このイリング選手に対し、プレミア勢が今夏での獲得を狙っているとのこと。イリング選手は3月の国際Aマッチデー期間には U-20 イングランド代表として2得点を決め、チームを 2-0 の勝利に導いています。
母国復帰を打診するプレミアリーグのクラブが現れても不思議ではありませんし、「トップチームでの出場機会」がユベントスよりも保証されるのであればイリング選手が母国復帰に傾く可能性は十分にあります。
そのため、ユベントスがイリング選手を引き止められるかは「4月以降の公式戦での先発起用の回数次第」と思われます。イリング選手はトップチームで11試合・229分の出場を記録しているものの先発起用は1試合のみです。
4月以降は週末10試合・ミッドウィーク5〜9試合の過密日程となっており、この状況で出場機会が増えければ移籍へと傾いたとしても止むを得ないでしょう。
移籍金はインテルからチェルシーに移籍した “トップチームで出場経験のない” カサディ選手が1500万ユーロでしたから、ユベントスは「2025年までの契約」を理由に『カサディ選手以上の額』を要求するでしょう。
まずはユベントスがイリング選手に自身の評価を高める機会を適切に提供し、イリング選手がそれに応えてくれることに期待です。