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【試合後コメント】 2022/23 セリエA第23節 スペツィア対ユベントス

 スタディオ・アルベルト・ピッコで行われた 2022/23 セリエA第23節スペツィア戦に 0-2 で勝利したユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「悪い前半をプレーしましたが後半は良いスタートを切れました。それからディ・マリアが登場するとチーム全体に平穏がもたらされました。彼のボールを操る能力は並外れているからです。

 それからペリンを称賛しなければなりません。ギャシのシュートに素晴らしいセーブで応戦したからです。

 私達は多くの技術的なミスをしました。木曜日の試合後でしたから疲労があったのかも知れません。ただ、スペツィアでは多くの選手が苦しんだことは事実です。

 逆説的に言うと私達は後半により苦労しました。前半はそもそもチャンス自体がなかったのですから。

 この瞬間に私達は勝点47を有しています。忘れられているでしょうがインテルと同じです。順位の上では勝点32にまで伸ばしており、これを継続しなければなりません。

 スペツィアが4バックで来ることは予想外でした。ケーンとヴラホヴィッチが一緒にプレーするのは初のことであり、奥行きのある攻撃を仕掛けたかったのですが上手く行きませんでした。

 ディ・マリアが与えた冷静さ?足元にボールを保持した際に興奮したり、ヒステリックになるカンピオーネを見たことがありますか?ないでしょう。

 技術的な問題よりも精神的な問題の方が大きいのです。私達全員がこの冷静さを習得しなければならないのです」

 

アンヘル・ディ・マリア選手:
「私がユベントスにとっての『パルプ・フィクション』のザ・ウルフ?視聴したことがないのですが、ベンチスタートの時であっても常にチームの助けになりたいと思っています。

 ゴールは本当に嬉しいです。ラビオにアシストを決めた後でしたし、ナント戦のスローインでは得点したかったからです。

 苦しみ過ぎではないか?少し疲労があったのかも知れません。イタリアのカンピオナートでは多くのカウンターがあります。私達はもっと頭を上げることに挑戦したいと思っています。

 ヨーロッパリーグ?私達はラウンドを突破したいという欲求を持ってナントに向かいます。ファーストレグではより良い結果を手にするに値しました。突破に関する議論をそこで終わらせたいと思います」

 




 

 スペツィア戦の試合内容が芳しくなかったのは「システムのミスマッチ」が原因でしょう。3-5-2 を採用したユベントスの両サイドは基本的に WB の1人だけ。スペツィアは 4-2-3-1 を用いたため、サイドで数的不利になることは必然だったからです。

 一方でユベントスは「ボールを保持できれば “大外で余っている WB” の活用」が可能だったのですが、ボールの預け所として機能する選手が不在だった前半は主導権を得ることはできず。

 後半の途中から出場したディ・マリア選手の「視野の広さ」と「状況判断力」が際立っていました。

 『ディ・マリア選手のプレーを再現』することは困難でも『状況判断能力』を改善することでディ・マリア選手とは違った持ち味が発揮されると期待できます。この部分がアッレグリ監督からの注文なのでしょう。

 

 セリエAの次節はトリノ・ダービーが控えています。精神的な自信を持った状態でダービー戦を迎えることができるのかにも注目です。