2022/23 セリエＣ第25節が行われ、アウェイでペルゴレッテーゼと対戦したユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）は試合終了間際のペコリーノ選手の決勝ゴールで 0-1 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 45: クレスピ |
| DF | 2: サヴォナ（→ 1' st. 7: セクロフ） 13: ポーリ (C) 42: ハイセン |
| MF | 14: ムラッツィ（→ 26' st. 32: トゥリッキア） 30: セルサンティ（→ 11' st. 31: ペコリーノ） 28: バッレネチェア 20: イオコラーノ 26: バルビエリ |
| FW | 10: コンパニョン（→ 36' st. 27: ベサッジョ） 11: クドリッジ（→ 26' st. 21: リパーリ） |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。前節ヴィチェンツァ戦からはフィールドプレーヤーの半数を入れ替え、前線はコンパニョン選手とクドリッジ選手の2トップで試合に臨みます。
最初に惜しい場面を作ったのはユベントス。20分にドリブルで持ち上がったハイセンが左サイドのバルビエリに展開すると、クロスにクドリッジがヒールキックで合わせる。だが、シュートは枠の左。
23分にはイオリコラーノからの横パスを受けたコンパニョンが体勢を崩しながらもシュートを枠内に飛ばしたが、これは GK ソンチンに阻まれてしまう。
対するペルゴレッテーゼは32分に左サイドからのクロスを回収したアルティオーリがロングシュートを放ったが GK クレスピの正面でノーチャンス。
するとペルゴレッテーゼにアクシデント。35分にフィゴリが2枚目のイエローで退場となり、残り時間を1人少ない状況で戦うことを強いられてしまう。
それでも体格で勝るペルゴレッテーゼは 0-0 で迎えた後半開始直後の48分に右 CK の混戦からピッチニーニがシュートを放つも、ユベントス守備陣が人海戦術で何とか守り切る。
1人多いことで主導権を得たユベントスは54分に右 CK からポーリが頭で合わせたが、叩きつけすぎたシュートはクロスバーの上を通過。63分にムラッツィからのラストパスを受けたコンパニョンのシュートは枠の左と均衡を破れない。
しかし、85分にイオコラーノとの連携でボールを持ち上がったベサッジョからのラストパスを受けたペコリーノが GK との 1対1 を冷静に制し、ユベントスが試合終盤で待望の先制点を奪取する。
ペルゴレッテーゼに残された時間で同点に追い付くだけの力は残されておらずに試合終了のホイッスル。試合は 0-1 で終了し、ユベントスが勝点3を獲得した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督：
「選手たちに苦言を呈さないといけないのであれば、もっと早い時間に試合を終わらせるべきだったと言うでしょう。得点するまでに数多くの決定機を作り出していたからです。
とは言え、数的同数時でも数的優位時にも自分たちの求めた試合ができていました。結果に関しては満足しています。
相手の退場後は相手陣内での私達の存在感は明らかに増したと思います。しかし、数的同数のままでも私達が試合を制したと思います。それだけ良い形の攻撃パターンを示していたからです。
私達にとって今日の試合で勝点を獲得でしたことは重要でした。ヴィチェンツァに勝利した直後でしたし、連敗続きで勝点を獲得できない難しい時期を過ごしていたからです。勝利が手助けになることは明確ですし、私達のような若いチームには尚更のことです。
途中出場した選手たちが残したインパクトにも満足しています。今夜は交代出場のベサッジョからのラストパスを同じくベンチスタートだったペコリーノが決めたからです」
連敗街道を脱出し、2連勝を記録した試合となりました。今後は「（強豪を相手にしても）コンスタントに勝点を積み重ねて行くことができるか」がテーマになるはずです。
中盤 MF 陣では「トップチーム定着を狙う若手有望株」の輩出に成功しているため、今季後半戦は「DF 陣や FW 陣からもトップチーム定着を狙えるポテンシャルを持った選手の育成」も期待されることになるでしょう。
Ｂチームの次戦は2月5日（日）に予定されているセリエＣ第26節ピアチェンツァ戦です。2連勝で手にした上昇気流を乗り、勝点を獲得することができるのかに注目です。
