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ユベントス、株主総会で『2021/22 シーズンの修正版・決算報告』が承認されたと発表

 ユベントスは公式サイト上で現地12月27日に株主総会が開催され、先日発表された『2021/22 シーズンの決算報告(修正版)』が承認されたと発表いたしました。2023年1月18日に開催される次回の株主総会でフェレーロ新会長などが選出される予定となっています。

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 今回の株主総会は2022年12月に発表された『2021/22 シーズンの決算報告(修正版)』を承認する目的で開催されました。

表1:2021/22 シーズンの通期決算【単位:百万ユーロ】
2020/21 2021/22
項目 旧版 修正版 旧版 修正版
売上高 480.7 443.4
事業費 449.3 466.2 483.4 468.4
償却費 228.6 196.7
事業収支 (197.2) (214.1) (236.7) (221.7)
税引き前損益 (207.8) (224.7) (252.5) (237.4)
当期損益 (209.9) (226.8) (254.3) (239.3)

 “法人格のユベントス・フットボールクラブ” は株式会社ですから、『決算報告の内容』は監督当局からの指示に従わなければなりません。

 当局からは「事業コストの一部(=おそらくコロナ禍で所属選手に放棄を求めた未払いの年俸分)を 2020/21 シーズンに計上するように」との指示があったと思われます。

 指摘を受けて決算書を修正したからには『修正を加えた新たな決算書』を株主から承認を得る必要があります。だから、年末のタイミングであっても株主総会を開くことになったのでしょう。

 

 株主総会はユベントスの親会社である Exor が議決権ベースで 77.9% の株式を抑えているため、「Exor の意向」に反していなければ荒れることはありません。

 Exor 以外の全株主が「反対」に回ったとしても、Exor が「賛成」の立場なら提案は通るからです。

 ユベントスの次回株主総会は2023年1月18日に予定されており、その時に先日発表されたフェレーロ会長を含む新たな取締役会の承認が行われる予定です。(それまではアニェッリ会長)

 新たな取締役会が選出されるまでは「クラブ経営の責任者」が不在の状況ですから、ユベントスが2023年1月の移籍市場で大型の取引を成立させるのは1月下旬以降になるでしょう。

 

 クラブとして『持続可能性のある経営』を行うための土台をどのように整備するのかにも注目です。