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【採点】 2022/23 セリエA第13節 ユベントス対インテル

 2022/23 セリエA第13節インテル戦はラビオ選手とファジョーリ選手のゴールでユベントスが 2-0 の勝利を手にしました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2022/23 セリエA第13節 インテル戦)
  Juventus FC
[3-5-1-1]
FC Internazionale
[3-5-2]
GK 1: シュチェスニー 24: オナナ
DF 6: ダニーロ (C)
3: ブレメル
12: A・サンドロ
37: シュクリニアル (C)
6: デ・フライ
15: アチェルビ
MF 11: クアドラード
44: ファジョーリ
5: ロカテッリ
25: ラビオ
17: コスティッチ
2: ダンフリース
23: バレッラ
20: チャルハノール
22: ムヒタリアン
32: ディマルコ
FW 20: ミレッティ
14: ミリク
9: ジェコ
10: ラウタロ・マルティネス

 ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-1-1 を選択。ブレメル選手が3バックの中央で復帰し、前線はミレッティ選手とミリク選手が縦関係の2トップになる布陣で試合に臨みます。

 対するインテルのインザーギ監督は 3-5-2 を選択。こちらはジェコ選手とラウタロ選手が2トップを組み、最後尾は経験豊富な3選手による3バックで試合を迎えます。

 

 試合は両チームが互いに相手の隙を伺う展開で始まり、相手ゴールに簡単には迫れない時間が続く。

 最初に惜しい場面を作ったのはインテル。25分にディマルコの左 CK からジェコが頭で合わせるもシュートは枠を捕らえず。

 対するユベントスは29分にクアドラードの右 CK からゴール前に混戦を作り出したが、シュートはインテルの守備陣に阻まれて GK オナナを脅かすまでには至らず。

 37分にはクリアをしたブレメルが右ひざを痛めた様子で肝を冷やすことになったが大事に至らずに前半は 0-0 で終了。勝敗の行方は後半に委ねられる。

 後半で先に決定機を掴んだのはインテル。47分にディマルコの左 CK が跳ね返されるも、クリアボールを回収したチャルハノールのミドルシュートが枠を捕らえたが GK シュチェスニーが好守で応戦する。

 すると52分にユベントスはコスティッチが左サイドの抜け出しに成功してカウンターを発動。コスティッチからの折り返しをラビオが右足で合わせ、ユベントスが先制に成功する。

 勢いに乗ったユベントスは63分にコスティッチの左 CK にダニーロが左足ボレーで合わせて GK オナナを破り2点目かと思われたが VAR でダニーロのハンドが取られてゴールは認められず。

 命拾いをしたインテルは74分にラビオからの落としのパスがずれたところをホアキン・コレアが回収してカウンターを発動。だが、ラストパスを受けたラウタロのシュートは GK シュチェスニーが足でストップ。インテルは絶好の同点機を逸してしまう。

 耐えたユベントスは84分にディ・マリアがゴール前でクリアボールを回収して持ち上がると左前方のコスティッチに展開。コスティッチからのクロスを受けたファジョーリが右足でシュートを決め、ユベントスのリードは2点に拡大する。

 意地を見せたいインテルだったが、残り時間でユベントスゴールに迫ることはできず。試合は 2-0 で終了し、ユベントスが勝点3を獲得した。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 7.0
  後半に訪れたインテルの決定機を2度とも防いで存在感を発揮。チームのクリーンシート達成に大きな役割を果たした。

DF: ダニーロ 6.5
  最終ラインでチームを統率。勝ち越しの2点目を奪取したかに思われたが、右手に当たってシュートの軌道が変わった恩恵を得たと判定されてゴールは認められず。この判定は不運だった。

DF: ブレメル 7.0
  前半終了間際の着地で右ひざに強い衝撃を受けた様子で心配されたが、後半でのプレーを見る限り問題はなさそうだ。ゴール前に壁として君臨した守備力は大きい。

DF: アレックス・サンドロ 6.0
  周囲の味方が眩い輝きを放っていたので比較すると見劣りはするもののプレー自体は堅実だった。内容を継続することで評価は自然と高まることだろう。

WB: クアドラード 6.0
  いつも通りのプレーを今節でも右サイドで披露。評価はダニーロと同じで周囲の味方が輝いていただけに相対的に低く見積もられてしまうだろう。

MF: ファジョーリ 6.5
  レッチェ戦でのゴールで殻を破ることに成功したようだ。結果が自信を生み、自信がプレー内容を攻守において向上させている。意味のあるゴールを決めたことが付加価値になるはずだ。

MF: ロカテッリ 6.5
  カバー範囲の広い MF と組む機会が増えたことでパフォーマンスが上向く。中盤での構成力が確立されつつある中で相手ゴール近くにも侵入する余裕ができたことは大きい。

MF: ラビオ 7.0
  中盤で持ち味を発揮しつつ、コスティッチのカウンターに連動してゴール前に侵入して先制点を奪取する大仕事を完遂。J・コレアにプレゼントパスを渡してしまったが、シュチェスニーの好守に救われて事なきを得た。

WB: コスティッチ 7.5
  ダンフリースなどインテルの右 WB の背後で強烈な存在感を発揮。取り消されたダニーロのゴールを含めると3アシストで自らも右ポスト直撃のシュートを放つなど別次元の存在感だった。

OMF: ミレッティ 6.0
  狭いスペースでボールを呼び込めるテクニックと負けん気の強さは健在。それだけに相手からの厳しいマークを受けているが、それが周囲の味方に与えており、首脳陣が辛抱するだけの価値はあるだろう。

FW: ミリク 6.0
  ポストプレーやスペースへのランニングなどミレッティと同様に囮の動きを献身的に行った。決定機に関与して欲しいことは事実だが、チームの勝利を最優先に評価すべきだろう。

 

【交代選手など】

FW: キエーザ ー
  73分にミリクとの交代で出場。中央を起点に両サイドにあるスペースを狙う偽9番のタスクで自身のコンディション調整に努めた。

FW: ディ・マリア ー
  ミレッティとの交代で81分から出場する。自陣でこぼれ球を回収してドリブルで持ち上がり2点目の起点となる。攻撃陣で役割と出場時間を上手く管理できるかが今後の鍵になるだろう。

 

アッレグリ監督 6.5
  インテルが先に主導権を握りかけた試合だったが、コスティッチの仕掛けから先行することに成功。不運な判定や危ない場面にも遭遇したものの2点目を奪って勝敗の行方を決定付けるなど収穫の多い試合となった。カンピオナートの残り2試合での継続性が鍵になるはずだ。

ドヴェリ主審 6.0
  ダニーロのゴールを取り消した判定が議論を呼ぶだろう。ダニーロの左足から放たれたシュートが右手に当たって軌道が変わっただけにハンドを取ることは間違いではないが、オナナが止められた確証がないことは事実だ。試合結果に影響しなかったことが救いだ。