ユベントス・スタジアムで行われた 2022/23 UEFA チャンピオンズリーグ第6節 PSG 戦に 1-2 で敗れたユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「良いパフォーマンスでしたが怒らなければなりません。チャンピオンズリーグから敗退したからです。ベストな相手と戦いのですが、当然の結果ですし、怒りが収まることはないでしょう。
PSG 戦では少し失点を許してしまいました。それで2失点です。しかし、ポジティブに考えましょう。良いプレーをしてフィジカルのあるインテル戦を見据えます。
キエーザの復帰は私達にとってもイタリア・サッカー界にとっても朗報です。昨日の彼は非常に良好でしたし、このテストは彼にとって必要であり、上手く行ったと思います。
日曜日にはディ・マリアとブレメルが、翌週の月曜日にはパレデスが復帰の予定です。強さを取り戻すでしょう」
レオナルド・ボヌッチ選手:
「敗けて帰ることは私達にとって喜ばしいことではありません。しかし、誰もが良いプレーを見せていましたし、キエーザの復帰という素晴らしい瞬間を目にしました。
要するに、チームとしての姿勢などポジティブな側面が見えたのです。
ミレッティやファジョーリ?誰もが重要な存在ですし、私達は目標を達成しなければならないのです。1歩届きませんでしたが、日曜日に控えている大事な試合のことを考えています」
マヌエレ・ロカテッリ選手:
「私達は良い試合をしました。PSG には偉大な選手たちがいて、彼らは最初の機会で私達を罰しました。
チャンピオンズリーグに別れを告げることは残念です。しかし、私達はヨーロッパリーグのトロフィーを勝ち取りたいを思っています。
これからはインテル戦のことを考えます。ビッグマッチですし、エピソードが重要になるでしょう」
試合は PSG に軍配が上がる妥当な結果でした。起用可能だった選手による戦力差を比較すると「ユベントスは善戦した」と言えるでしょう。
とは言え、筋肉系の問題で離脱している選手は数は常軌を逸しています。
「プレシーズンでの準備」や「試合で筋肉にかかる負荷を読んだトレーニング」をセリエAの他チームと同水準でできていれば、筋肉系の負傷で離脱する選手の数は現状の半分以下で済んだと思われます。それだけ異常な状況に見舞われているのです。
したがって、筋肉系の負傷離脱者が続出したことでチーム力が低下したことで勝点を取りこぼした責任はフィジカル・コーチを含む『チーム・アッレグリ』が問われなければなりません。
PSG 戦での収穫はファジョーリ選手が “レジスタの役割も担うインサイドハーフ” として試合を通して存在感を発揮したことです。中盤の厚みが増したことはシーズン後半戦に向けてプラスに作用することでしょう。
存在感を示した若手選手は要注意選手としてマークが厳しくなることは避けられませんが、その警戒網を突破する活躍に期待です。