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ユベントス、2022年1月から6月に1億3200万ユーロの赤字を計上することが親会社の決算資料で示される

 ユベントスの親会社である EXOR が公式サイト上で2022年上半期の決算を発表し、当該期間内でユベントスが1億3200万ユーロの赤字を計上したと言及されています。

 ユベントスは2021年の下半期で1億1900万ユーロの赤字を計上しており、2021/22 シーズン全体での赤字額は2億5000万ユーロを超える可能性があります。

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 エクソールはユベントス・フットボークラブ株式会社の株式の 63.8% を保有する親会社です。アニェッリ家の資産管理会社であり、トップは “本家筋” にあたるジョン・エルカン氏が務めています。

 上場企業であるエクソールが発表した2022年上半期の決算報告によりますと、ユベントスは当該期間内に1億3200万ユーロの赤字を計上。前年同期の7700万ユーロの約2倍に膨らんでいます。

 したがって、コストダウンを含む経営面での立て直しが喫緊の課題となるでしょう。

 

 ユベントスはサッカーシーズンに合わせて『7月始めで翌年6月終わりの決算』を採用しています。

 2021/22 シーズン前期では1億1900万ユーロの赤字を計上しており、そこに2022年1月から6月までの赤字額1億3200万ユーロが “2021/22 シーズン後期分” として加わるのです。

 エクソールが保有する資産全体から見れば、ユベントスが計上した赤字額など微々たるものです。ただ、多額の赤字を垂れ流し続けることは「企業経営として不健全」と言わざるを得ません。

 そのため、エクソール側から「経営状況の立て直し」を “注文” されることは避けられないと思われます。

 

 2021年夏は『選手の売却益』がほとんど得られず、赤字額が膨らむ要因の1つとなりました。2022/23 シーズンは『一定の売却益』と『高給取りの放出』である程度の改善は期待できるでしょう。

 来年夏の移籍市場でも(一部の)選手に対する風当たりは厳しいと予想されるだけに取り巻く環境がどのようになっているのかにも注目です。