パルク・デ・プランスで行われた 2022/23 UEFA チャンピオンズリーグ第1節 PSG 戦に 2-1 で敗れたユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「後悔と共に家路に着きます。チームは良い試合をしましたが、結果は残念に思います。私達は絶対に改善しなければなりませんが、これは機会を逸したことになります。
前半は臆病になりすぎていましたが、後半では改善されました。ヴラホヴィッチ?ピッチ上にいた他の選手たちと同様に良い試合をしました。
選手たちは今夜の試合でリスクを背負ってでも非常に良いスピリットを見せてくれました。しかし、PSG には爆発的なスピードとクレイジーなテクニックがありました。このようなチームとの対戦時に最も困難なのはボールを持っていない時です。
メッシとネイマールの素晴らしいプレーが影響したとは言え、2失点はもっと慎重であったなら避けられたのかもしれません。
パレデス?あるレベルの選手はボールの止め方でプレーの考え方を伺い知ることができます。
今はサレルニターナ戦のことを考えなければなりません。より重いポイントを落とすことはできないからです。日曜日の夜は難しい試合になるでしょう。スペースをほとんど与えられないと思われるからです。
スペースを上手く見つけなければなりません」
ダニーロ選手:
「ピッチに立ち、そして勝つために私達は日々取り組んでいます。フィレンツェでの直近の試合は私達のレベルを下回っていましたが、今日の試合では誇りと個性を示すことができました。
これら2つの側面からリスタートすることがクラブがユベントスに求めていることなのです。
ここでの当初からそれを学びました。私達が今季対戦するどのチームにとっても危険で非常に強いチームになる要素をすべて兼ね備えていると私は確信しています」
アドリアン・ラビオ選手:
「私にとっては特別な夜でした。パリに帰って来たのですから。もちろん、試合だけに集中していました。
私達は PSG のスタートに苦しめられましたが、同点にする機会はあったと思います。だから結果を悔やみつつも価値を認識しているのです。試合序盤に失点を喫したことで試合全体を通して追い上げを強いられました。
私達の次戦に集中して仕事を継続します」
PSG の狙いは「3トップの1人がブレメルからチェックされるポジションをボールを受けることで生じたスペースで残る2人がボヌッチと勝負」でした。狙った形で決定機を幾度と作られたのですから改善は不可避です。
また、中盤 MF 陣は「成熟」が求められることになるでしょう。
パレデス選手はレジスタとして舵取り役を担えることは示しましたが、フリーのミレッティ選手へのパスが出なかったりパスが弱かったりと半信半疑の状態でのプレーに映りました。
その一方でロカテッリ選手を「左インサイドハーフ」に配置するなど『中盤の選択肢』が増えたことは収穫です。対戦相手によってユベントスが最も優位となる中盤 MF 陣の組み合わせを用意できるようになるからです。
中盤が攻守において機能すれば、攻撃に厚みが出るため FW 陣のゴール期待値は必然的に上昇します。これはチーム状態を向上させるためにも必要と言えるでしょう。
過密日程の中で試合を重ねるごとにチーム力を向上させ続けることができるのかに注目です。