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公式発表: パレデスが特定条件下での買取義務が付随した期限付き移籍でユベントスに加入

 ユベントスは公式サイト上で PSG から期限付き移籍でアルゼンチン代表の MF レアンドロ・パレデス選手を獲得したと発表いたしました。なお、移籍形態は変則的なものとなっています。

 発表されたプレスリリースは以下のとおりです。

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選手レアンドロ・パレデスの獲得に関する
PSG との合意事項

 

 トリノ、2022年8月31日 ー ユベントス・フットボールクラブは選手レアンドロ・パレデスの登録権を2023年6月30日まで一時的に無償で獲得することで PSG と合意いたしました。

 この契約には以下の事項が含まれています。

  • ユベントスが 2022/23 シーズン終了時までに特定のスポーツ目標を達成することを条件に選手登録権を獲得する義務
  • これらの目標が達成されなかった場合にユベントスが同選手の選手登録権を獲得する権利

 いずれのケースにおいても最終的な獲得費は2260万ユーロであり、FIFA の連帯育成金は含まれています。支払いは3年分割で行われ、220万ユーロの付帯費用が発生します。

 また、選手が契約期間中にさらなる業績目標が達成された場合、最大で300万ユーロが追加費用として生じることになります。

 なお、特定のスポーツ目標を達成するも選手登録権の獲得義務および権利のどちらも生じなかった場合、ユベントスは PSG に対して250万ユーロの支払い義務が生じます。


 

 ユベントスが PSG からパレデス選手を期限付き移籍で獲得しました。レンタル料は無料と発表されていますが、買い取らなかった場合に250万ユーロを支払う義務をユベントスは負っています。

 クラブが特定のスポーツ目標を達成したにも関わらず買取オプションの行使さえ見送れらた場合に250万ユーロの支払い義務がユベントスに生じるとのことですから、「CL 出場権」と「選手の出場数」の2つが買取義務の発動条件と推測されます。

 したがって、パレデス選手がアッレグリ監督のチーム下で適応に苦しむようだと完全移籍への移行が発生しない可能性も残されている状況となっています。

 

 パレデス選手は1994年6月生まれの28歳。エンポリやローマ在籍時にレジスタとして頭角を現し、ゼニトを経由して2019年1月に PSG に加入したアルゼンチン代表の MF です。

 アッレグリ監督がレジスタとして高く評価していることに加え、主戦レジスタとして招聘されたのですからレギュラー選手として出場時間が与えられるはずです。

 まずは「主戦レジスタに相応しいこと」をパレデス選手がプレーで示し、周囲からの信頼を勝ち取らなければなりません。与えられた立場と見なされたままだと肝心なタイミングでボールを託されないからです。

 すでに過密日程が始まっているだけにトレーニングなど限られた時間内でどれだけ効率的にチームメイトからの信頼を得られるかがポイントになるでしょう。

 

 パレデス選手が PSG に “恩返し” のプレーを披露することができるのかにも注目です。