【試合展開】 2022/23 プレシーズン・マッチ　ユベントス対アトレティコ・マドリード

コンティナッサの練習場で急遽開催されたアトレティコ・マドリードとのプレシーズン・マッチはモラタ選手のトリプレッタなどでアトレティコが 0-4 の勝利を手にしました。

試合に出場した選手とフォーメーションは以下のとおりです。

ユベントスのアッレグリ監督は 4-3-3 を選択。遅刻による懲戒でメンバー外となったケーン選手以外はレアル・マドリード戦と同じメンバーがフィールド・プレーヤーに名を連ねて試合に臨みます。

対するアトレティコのシメオネ監督は 3-4-2-1 を選択。こちらは GK や DF に今夏の移籍市場で獲得した新戦力を織り交ぜて試合を迎えます。

最初にチャンスを迎えたのはアトレティコ。5分に左 CK のこぼれ球をヴィツェルが狙うも押し込むことはできない。

試合が動いたのは10分。味方のクリアボールを回収して抜け出したＪ・フェリックスがスルーパスを送ると、これに反応したモラタが左足で流し込んでアトレティコが1点を先制する。

チャンスを作れないユベントスを尻目にアトレティコは39分に左サイドからカウンターを仕掛けるとサウールのクロスをＡ・サンドロがハンドをして PK を獲得。だが、ゴール左を狙ったＪ・フェリックスの PK はシュチェスニーに阻まれてしまう。

それでもアトレティコは43分にロングスローからボヌッチとの競り合いを制したモラタがそのまま右サイドをドリブルで持ち上がってカットインから左足シュートを決め、2点のリードを持って前半を折り返す。

後半で先に決定機を作ったのはユベントス。57分に右サイドの深い位置でボールをキープしたラビオからの折り返しを中央でミレッティがトラップから左足を素早く振り抜く。しかし、シュートは GK グルビッチに阻まれてしまう。

しかし、スコアを動かしたのはまたもアトレティコ。62分に右サイドで得た FK からレマルが鋭いクロスを送ると中央でモラタがわずかに触れて GK ペリンを破り、アトレティコのリードは3点に拡大する。

91分には右サイドでの FK が流れたところをコンドグビアが回収してシュート気味のクロスを送ると最後はクーニャが押し込んで4点目。試合は 0-4 で終了し、アトレティコに軍配が上がった。

チームの抱える課題が噴出したプレシーズン・マッチになったと言えるでしょう。

具体的には「引いて構える相手を崩す有効な手段を採れず」に攻めあぐね、相手には「DF ラインの前後にあるスペースを突かれてのカウンター」で決定機を幾度と作り出されてしまったからです。

これらの課題はボールを保持して主導権を握ろうとするチームが避けて通ることはできません。その解決策が『ポグバ選手』だったのですが、残念ながら負傷離脱で復帰は早くても9月中旬です。

したがって、今回のアトレティコとの親善試合からどれだけ学ぶことができるかが鍵となるでしょう。

アッレグリ監督がどのような修正を施してサッスオーロとの開幕戦を迎えるのかに注目です。

NO JUVE, NO LIFE!!