ユベントスは公式ツイッター上でウェールズ代表のアーロン・ラムジー選手との契約を双方合意で解除したと発表いたしました。ユベントス側の願いがようやく実現したことになります。
ラムジー選手は1990年12月生まれの31歳。2019年夏にフリーでアーセナルからユベントスに加入するも度重なる筋肉系の負傷で真価を発揮できないままチームを去ることになりました。
ユベントスとの関係が “完全に” 拗れたのは昨季前半戦でのチーム批判でしょう。
2021年は『ウェールズ代表でのプレー時間』の方が『ユベントスでのプレー時間』よりも長くなり、そのことへの批判に対してメディカル・チームや起用方法を批判する言動を行ったからです。
一線を越えた選手に対する配慮はチームに悪影響を及ぼすだけですし、双方合意による契約解除は「両者痛み分け」という点でも妥当と思われます。
おそらく、契約解除をすることとの引き換えで「年俸の半分ほどの額が退職金」として支給されたはずです。
ラムジー選手が今季の年俸を諦めているなら契約解除はシーズンインの前に行われていたでしょう。また、今季分の年俸を満額払いをするのならユベントスは選手を飼い殺しにする報復に乗り出すはずと考えられるからです。
両者が退職金の額で折り合いが付いたから「双方合意による契約解除」に至ったのでしょう。ラムジー選手としてもカタールW杯にウェールズ代表の一員として出場するためにはユベントスに足を引っ張られる訳にはいかないからです。
ユベントスでは輝き切ることはできませんでしたが、ラムジー選手の残りの選手キャリアが素晴らしいものになって欲しいと思います。