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ユベントス、ヴラホビッチとは異なる特長を持つ FW を「CF の2番手」に据えるための動きを奔走中?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがヴラホビッチ選手の控えを務める FW として「ヴラホビッチ選手の参考にもなる選手」を探しているとのことです。異なる特長を持つアルナウトビッチ選手らが候補となっているのでしょう。

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 ユベントスとの 2022/23 シーズンに有効な契約を有している FW は以下のとおりです。

表: 3トップ採用時における攻撃陣の序列
LWG CF RWG
主力 ヴラホビッチ
横一線
(準主力)
X クアドラード
控え ケーン スーレ
離脱中 キエーザ、カイオ・ジョルジ

 CF はヴラホビッチ選手が「絶対的なレギュラー」としての立場にいますが、W杯も控える過密日程のシーズンを1人で戦い抜くことは不可能です。そのため、以下の条件を満たす FW をユベントスは必要としています。

  1. 「ヴラホビッチに次ぐ CF 2番手」の序列を受け入れる
  2. ヴラホビッチとは異なる特長を武器にする
  3. 年俸や移籍金がクラブ経営の重荷とならない

 名前が出ているボローニャのアルナウトビッチ選手は要件を満たす可能性がある FW です。だから、メディアが補強候補として話題先行の記事を掲載することになっているのでしょう。

 

 アルナウトビッチ選手は「空中戦での強さ」というヴラホビッチ選手が “まだ備えていない特長” を武器とする CF です。攻めあぐねた際に局面を高さで打開する “ハンマー・タイム” を使える選手ですから、獲得の可能性を探ることは妥当な動きです。

 しかし、“ヴラホビッチ選手とのポジション争いを勃発させる選手” の加入はクラブ(やアッレグリ監督)が歓迎しないでしょう。これはチーム・マネジメントに労力を割かれることになるからです。

 また、“ヴラホビッチ選手と同じ特長を有する選手” はピッチ上での貢献度がヴラホビッチ選手よりも劣るため補強候補とはならないでしょう。

 Bチームに所属するヴラホビッチ選手と同タイプの FW だけがトップチーム入りの可能性があると考えられるからです。

 

 アッレグリ監督が「まずは CF にボールを預けるための縦パスを入れる」をチームに要求しているのであれば、“パワープレー” で存在感を発揮するアルナウトビッチ選手(ボローニャ)やルーク・デ・ヨング選手(バルセロナ)が候補になるでしょう。

 ユベントスのフロント陣がどのように立ち回るのかに注目です。