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スーパーリーグ推進派と UEFA の法廷闘争、欧州司法裁判所での審査が7月11日と12日に実施の予定

 スカイ・イタリア』によりますと、スーパーリーグ構想を巡る法廷闘争が7月11日と12日に欧州司法裁判所で審査が行われる予定とのことです。「どのような司法判断が下されるのか」がポイントになります。

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 欧州司法裁判所での審査は「UEFA の独占的かつ排他的な地位を認めるのか」になるでしょう。

 UEFA は「スーパーリーグ構想に賛同するクラブおよび選手は排除する」との姿勢を鮮明にし、司法による裏付けを求めているからです。一方でレアル、バルサ、ユーヴェの推進派は「UEFA の立場は独占禁止法に違反する」と訴えています。

 ヨーロッパでは “圧倒的な検索能力” で市場を抑えた Google が独占禁止法で罰則を科せられています。「UEFA 以外の統括組織を作ることは許されない」との結論を司法が出すのかが注目点と言えるでしょう。

 

 EU は自由主義ですから、スーパーリーグ構想を立ち上げることは自由のはずです。『UEFA が主催するコンペティション』が『スーパーリーグ』よりも魅力的であれば “脅威” にすらならないでしょう。

 逆に言うと、競争相手がいなければマンネリ化が加速することとなり、Z世代(=若者)の興味や関心は「サッカー以外の娯楽」に移ることになり兼ねません。

 「新しい顧客層の開拓」はスポーツを含むすべてのビジネスで必要なことです。この活動を怠ってしまうと、伸び悩みが数字で現れた時には手遅れになっていることが多いからです。

 

 ネーションズリーグを創設して日程をより過密にした UEFA が「選手のコンディション」に配慮しているとは思えません。ビッグクラブと UEFA の法廷闘争がどのような結末を迎えるのかにも注目です。