『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがA・サンドロ選手の後任としてウディネーゼのウドジェ選手などをリストアップしているとのことです。若返りも必要であり、獲得に乗り出す可能性は十分にあるでしょう。

ウドジェ選手は2002年11月生まれの19歳。ベローナの下部組織出身の左 SB で、今季は買取義務が付随した期限付き移籍でウディネーゼに加入して頭角を現しました。
サイドを専門にする選手としては 188cm の十分なフィジカルを攻守に活かす積極的な姿勢が持ち味の選手です。今季のセリエAで35試合に出場し、5得点3アシストの結果は評価を高めることになったと言えるでしょう。
ユベントスのサイドバック事情に目を向けますと、左サイドバックで “軸” となる選手が不在であることは否めません。
21/22 | 22/23 | 23/24 | 24/25 | |
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Cuadrado (34) | €5m | €5m | ||
A. Sandro (31) | €6m | €6m | ||
Danilo (30) | €5m | €5m | €5m | |
De Scglio (29) | €3m | |||
Pellegrini (23) | €1.3m | €1.3m | €1.3m | €1.3m |
Frabotta (22) | (VER) | ? | ? | ? |
合計【SB】 | €20.3m | €17.3m |
クラブは高給取りで費用対効果の芳しくなかったA・サンドロ選手の「今夏での放出」を望むでしょう。しかし、買い手が現れないと予想されるため、結果的に残留すると思われます。
アッレグリ監督が “使い勝手の良いデ・シリオ選手” との契約延長を想定すると、左 SB は「中堅以下の年齢で主力としてプレーできる選手」が要求されることからウドジェ選手などに白羽の矢が立ったものと考えられます。
若手枠には23歳のペッレグリーニ選手が入るのですが、カードコレクターの一面があるなどアッレグリ監督からの信頼を勝ち取れていないことは事実です。したがって、ウドジェ選手を獲得できるのなら放出となる可能性はあるでしょう。
本命と噂されるチェルシーのエメルソン・パルミエリ選手など左 SB の補強候補は様々な名前が飛び交っているのが現状です。どの選手を獲得することになるのかは流動的ですが、「誰も獲得しない」ということにはならないでしょう。
ユベントスのフロント陣が補強の必要性があるポジションでどの選手を獲得する決断を下すのかに注目です。