NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

FIGC、キャピタルゲイン・ゲートでユベントス取締役会に「8〜16ヶ月の職務停止」を求刑

 イタリア・サッカー連盟は公式サイト上で『キャピタルゲイン・ゲート』に関わったとされる個人およびクラブに対する求刑を発表いたしました。ユベントスでは当時の取締役会に対し、8〜16ヶ月の職務停止が求刑されています。

画像:FIGC
PR

 

 選手の評価額を “不当に” 水増しすることで決算に影響を及ぼしたとの容疑でイタリア・サッカー連盟の検察がユベントスやナポリなどを訴追した件ですが、検察側の求刑内容が公表されています。

 ユベントスではアニェッリ会長が「12ヶ月」、パラティーチ前 CFO が「16ヶ月」など当時の取締役会に対して職務停止処分が求刑されています。

画像:ユベントスが取締役に2019/20シーズンに支払った報酬

 アリバベーネ・現 CEO は無関係と個人的に思っていたのですが、2019/20 シーズンの時点で「ユベントスの社外取締役」として名を連ねており、他の取締役と同様に「8ヶ月の職務停止」を求刑される形となっています。

 これは「取締役会には “不正に操作された決算書” を承認した責任がある」との理由で罪に問われているからでしょう。

 

 とは言え、これは「検察側の求刑」であって「判決」ではありません。

 被告側の弁解はこれからですし、日本のように「起訴 ≒ 有罪」とは限りません。日本の検察は『有罪を勝ち取るのが難しい案件』は不起訴を選択する傾向がありますが、海外ではそうとは限らないからです。

 次の注目点は「裁判の判決」であり、その次が「判決内容を原告および被告が甘受するか」です。したがって、キャピタルゲイン・ゲートの決着が付くのはまだまだ先となるでしょう。

 

 “厄介な案件” が進行中であることに留意する必要はあると思われます。