『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ディバラ選手の代理人であるホルヘ・アントゥン氏がトリノに到着したとのことです。ユベントスとの会談は来週の半ばに予定されており、最終的な結論はもう少し先となるでしょう。
ディバラ選手を取り巻く状況はイレギュラーであることは否めません。
現行契約が2022年夏に満了するため、2021年秋の時点で「年俸800万ユーロ+ボーナスで2026年夏までの契約延長」で合意していたもののアントゥン氏がイタリアでの代理人資格を満たしていないことが判明。それにより交渉はストップしました。
その間にユベントスは多額の費用を投じてフィオレンティーナからヴラホビッチ選手を獲得。ヴラホビッチ選手の年俸(推定750万ユーロ)が「事実上の上限」となったのです。
ディバラ選手がピッチ上で「ヴラホビッチ選手を上回る貢献」を “示し続けて” いれば、『上限』を超える契約条件を引き出せるでしょう。しかし、負傷離脱が続く現状では好条件を引き出すことは困難です。
また、代理人への手数料を要求するならクラブは不快感を示すでしょう。なぜなら、交渉が停滞する原因を作った代理人に高額な手数料を支払うメリットがクラブ側にはないからです。
したがって、スペツィア戦後の週明けに予定されている代理人とクラブの会談では「現状維持に近い内容での契約延長」が提示されることになると思われます。
代理人のアントゥン氏は提案内容を持ち帰り、ディバラ選手と去就についての決定を下すことになるでしょう。最終的にどのような結論が下されることになるのかに注目です。