2021/22 セリエA第24節ベローナ戦を控え、アッレグリ監督による前日会見が行われましたので概要を紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「クラブは素晴らしい仕事をし、2人の重要な選手が到着しました。ヴラホビッチは得点を量産し、私達が有していない特徴を持っています。ハーランドやムバッペに匹敵する最高の CF です。
ザカリアは知的な選手です。彼らは即座にフィットしましたし、彼らがプレーするなら明日お目見えとなるでしょう。ベンタンクールとクルゼフスキには感謝しています。彼らのキャリアが最高のものになることを願っています。
2人の新加入選手が来たことで全員の責任が強まります。目標は変わりません。トップ4に入る必要があります。シーズンの最も重要な時期です。挽回の機会はもう残されていませんから。
3トップでプレーすることは可能です。プレーしないかも知れませんが、3トップの場合は走らなければなりません。前線のクオリティーが上がったことはアドバンテージですが、チームとしてのバランスを失っては元も子もないのです。
明日の試合での最大のリスクは偉大な仕事をしているチームと対戦することです。そのチームはユーヴェ相手に直近の4試合では敗けていないのです。
ヴラホビッチとザカリアの到着で熱狂度が増すのは良いことです。ただ、レールを外れてしまうリスクはあります。
トレーニングマッチでザカリアはインサイドでプレーし、良い内容でした。しかし、明日は特別な試合です。マッケニーは今朝戻って来たことで起用可能ですし、昨日戻って来たクアドラードも同様です。
ロカテッリは累積警告で起用できず、ボヌッチは2回のトレーニングは消化したものの試合では起用できません。A・サンドロは陰性になったとのことですから月曜日から合流します。
ザカリアはダブルボランチとしても起用できますし、良いインターセプト能力もあります。人間性も良いです。
ヴラホビッチが加入したことで責任はより均等になります。すべてがヴラホビッチの肩にかかるのではありません。彼は22歳であり、フィオレンティーナで数多くの得点を決め、ユベントスでも上手くやりたいと思っています。
ですが、責任は全員にあります。落ち着いてバランスを保ち、前線での決定率を高めて行く必要があります。中断期間では良い仕事ができました。明日から3月20日までが次のピリオドです。
ロカテッリは明日の試合は欠場しますが、アルトゥールはプレーします。彼が残ってくれたことを嬉しく思います。ピッチの中央に素晴らしい解決策があるのですから。
ヴラホビッチは改善を志すスマートで知的な人物です。彼にとっては大きなステップであり、ユーヴェでは違ったプレッシャーがあります。しかし、彼には成長したいという大きな欲求があります。
ラムジーは偉大な選手ですが、フィジカルの問題を抱えていました。彼とは意見が一致し、新天地を求めることが正しいとの決断を下したのです。
ガッティはセリエBで最高の DF です。将来、ユーヴェにとって有益な選手となるでしょう。
ダニーロとデ・シリオが両 SB を務めることは可能です。A・サンドロが不在で、クアドラードは昨日戻って来ました。コンティナッサの入口が分からなかったのでしょうね。
クアドラードは DF でも MF でもプレーできますし、ベルナルデスキも戻って来るでしょう。重要なのは正しいスピリットを持ち、チームとしてプレーすることです。
私達はヴラホビッチが独力で試合を解決できるとは思っていません。加えて、これらの選手たちが私達を改善してくれることでしょう」