2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第16節が行われ、ホームにサッスオーロを迎えたユベントスはイリング選手とキボツォ選手のゴールで 2-0 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 5: エンゾアンゴ(→ 10' pt 7: ハサ[→ 38' st. 29: マレッサ]) 6: チティ 16: ローヒ |
MF | 14: ムラッツィ 10: ボネッティ (C)(→ 38' st. 21: ドラティオット) 3: トゥリッキア 11: イリング |
FW | 25: エンバングラ(→ 44' st. 38: ヴァッカ) 17: キボツォ |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。前節トリノ戦からは負傷したオミッチ選手など4選手を入れ替えてサッスオーロとの一戦に臨みます。
試合は2分にイリング選手からの折り返しにキボツォ選手が合わせたるもシュートは GK ヴィターレ選手の正面を突いてしまう。
良い入りを見せたユベントスだったが10分にアクシデント。CB のエンゾアンゴ選手が負傷でハサ選手との交代を強いられてしまう。それでもユベントスは20分に右 CK からチティ選手が惜しいヘディングシュートを枠に飛ばす。
試合が動いたのは34分。ユベントスはサボナ選手が縦パスをイリング選手に付けると、ターンして前を向いたイリング選手がドリブルで持ち上がりミドルシュート。相手 DF に当たって軌道が変わったことで GK を逆を突き、ユベントスが先制に成功する。
ユベントスは前半アディショナルタイムにもハサ選手からのパスを受けたキボツォ選手がイリング選手に展開。左サイドを持ち上がったイリング選手からの折り返しをキボツォ選手が左足で合わせ、ユベントスは2点のリードで前半を折り返す。
後半は一矢報いたいサッスオーロが CK からシュートにまでは持ち込むが、シュートに正確性を欠いたためユベントスゴールを脅かすまでには至らない。
ユベントスは72分にトゥリッキア選手からのパスを受けたキボツォ選手が左サイドから中に仕掛けてシュートを放ったが、これは GK ヴィターレ選手の正面。
サッスオーロは76分に混戦から掻き出されたボールを回収したサメレ選手がミドルシュートを放ったが、これは GK センコ選手がブロック。こぼれ球を狙ったダングレア選手も押し込めずに1点が遠い。
結局、後半はスコアは動かずに終了。それでも前半の2得点を守り切ったユベントスが 2-0 で勝利し、勝点3を獲得した。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「私達が対戦したサッスオーロは11試合で6失点しかしておらず、アウェイ戦では8試合で4失点を許しただけで直近の7試合では6勝と波に乗っていました。
チームには大きな称賛を与えなければなりません。私達は非常に難しい試合で並外れたプレーをし、相手に許した得点機会は1回だけだったからです。今日の試合では多くの欠場者がいましたが、チームは良い反応を示しました。
開始10分でエンゾアンゴが負傷したためサボナを CB に動かしましたが、ニコロは新しい役割で上手くプレーしてくれました。
今日のパフォーマンスは成熟していましたし、ソリッドで非常に経験のあるチームを相手により価値を高めてくれると思います。また、2005年生まれのヴァッカもプリマベーラでのデビューを果たしました。
ユース部門でアピールを続ける選手たちの価値を高めることがクラブの哲学を実行する私達にとって重要なことなのです。アレッシオ(・ヴァッカ)の番が来たことを嬉しく思います」
負傷やトップチームなどへの帯同で起用できる選手が限られている中で内容と結果を両立させることができたのは大きな収穫でしょう。序盤から一方的に押し込み、前半で勝負を決められるほどの内容だったからです。
また、右サイドバックを本職とするサボナ選手が CB でも十分に通用したことは収穫です。アッズーリにはディ・ロレンツォ選手というロールモデルがいるため、万能 DF として成長曲線を描けるかが課題となるでしょう。
プリマベーラの次戦は2月6日(日)に予定されているカンピオナート第17節 SPAL 戦です。難敵との連戦が続きますが、良い内容の試合を継続することができるのかに注目です。