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「オプションなしの半年ローンでのアルトール獲得」に拘るアーセナル、ユベントスとの溝は依然として埋まらず

 スカイ・イタリア』によりますと、アーセナルから関心が寄せられているアルトゥール選手の代理人がアーセナルのフロント陣と会談の場を設けたとのことです。ただ、獲得条件で動きがなく、状況は膠着したままです。

画像:去就報道が続くアルトゥール
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 まず、アルトゥール選手は年末に行われるカタールW杯でブラジル代表の一員として参加するために「出場機会を欲している状況」にあります。昨秋までは手術の関係でプレー機会も限られており、移籍を模索することは自然です。

 しかし、12月以降は出場機会が増加。少なくとも年明け以降での起用方法が続くのであれば移籍を強行する必要性は少ないと言えるでしょう。

 

 アルトゥール選手に強い関心を示しているのはアーセナルです。ディレクターのエドゥ氏が以前からアルトゥール選手を評価し、アルテタ監督も認めていることが理由です。

 ただ、問題になっているのは「スポット契約での獲得を目指していること」です。

 “短期間のスポット契約” に保有権を持つクラブが応じるケースは「該当の選手が構想外になっている場合」や「若手有望株で出場機会を与える必要がある場合」などでアルトゥール選手はこれらのケースには該当しません。

 だから、獲得オファーに応じることで得られるメリットがないユベントスは難色を示しているのです。

 

 アルトゥール選手の代理人を務めるパストレッロ氏がアーセナルと会談した理由は「譲歩の意図」を確認するためでしょう。選手がアーセナル行きを熱望しても、現所属クラブが損をする獲得オファーが受け入れられる可能性は望み薄です。

 本気でアルトゥール選手の獲得を目指しているなら『買取義務が付随した期限付き移籍』も選択肢になります。

 その選択肢が除外されている場合は「そこまで重要ではない」と示唆される訳ですから、移籍先で満足な出場機会が保証されるとは言い難いでしょう。

 

 移籍が成立するかは「アーセナルが譲歩するか」が大きな比重を占めています。それがない限り、ユベントスが代替選手の確保に本腰を入れることもないでしょう。どのような結末を迎えるのかに注目です。