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【採点】 2021/22 セリエA第22節 ユベントス対ウディネーゼ

 2021/22 セリエA第22節ウディネーゼ戦はディバラ選手とマッケニー選手のゴールでユベントスが 2-0 で勝利しました。

画像:先制点を決めるディバラ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2021/22 セリエA第22節 ユベントス対ウディネーゼ
表1:先発メンバー(2021/22 セリエA第22節 ウディネーゼ戦)
  Juventus FC
[4-2-3-1]
Udinese Calcio
[3-5-2]
GK 1: シュチェスニー 20: パデッリ
DF 11: クアドラード
4: デ・リフト
24: ルガーニ
17: ペッレグリーニ
2: ペレス
17: ナイティンク (C)
4: ゼーヘラール
MF 30: ベンタンクール
5: アルトゥール
44: クルゼフスキ
10: ディバラ (C)
14: マッケニー
93: ソッピー
5: アルスラン
77: ワラシ
6: マケンゴ
13: ウドジエ
FW 18: ケーン 9: ベト
10: デウロフェウ

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。アルトゥール選手とベンタンクール選手がダブルボランチを組み、ディバラ選手とケーン選手が縦関係の2トップになる布陣で試合に臨みます。

 対するウディネーゼのシオッフィ暫定監督は 3-5-2 を選択。こちらはベト選手とデウロフェウ選手が2トップを組む予想された選手がスタメンに名を連ねる陣容で試合を迎えます。

 

 試合はユベントスがボールを握る展開で始まる。まずは6分にペッレグリーニのクロスが跳ね返されたところをマッケニーが狙ったがこれは枠の上。

 対するウディネーゼは14分にベトがヘディングで狙うも、ボールに上手く力を伝えることはできず。ユベントスも17分にクアドラードのクロスにマッケニーとケーンが飛び込んだが、こちらは上手くミートに失敗する。

 試合が動いたのは19分。アルトゥールの縦パスをケーンが右足で落とすと、動き出していたディバラが右足で素早く処理をして作り出した決定機を左足で決めてユベントスが先制に成功する。

 一方のウディネーゼは36分にアルトゥールのパスが弱くなったところを引っ掛けてカウンターを発動させると最後はベトがミドルシュート。だが、シュチェスニーがキャッチしてゴールとはならず。前半はユベントスが1点のリードで折り返す。

 ところがハーフタイムで眠りに落ちたユベントスは後半の立ち上がりからミスを連発。ウディネーゼの波状攻撃を受けてしまう。

 70分にウディネーゼはデウロフェウの左 CK にゼーヘラールがファーで合わせたが、ボールはデ・リフトがゴールライン上でクリア。ユベントスは74分にデ・シリオのクロスにマッケニーが飛び込んだがヘディングシュートがミートしない。

 スコアが動いたのは79分。ユベントスはディバラが逆サイドに展開するとデ・シリオが左足でクロス。これを今度はマッケニーがヘディングで決めてリードは2点に拡大する。

 一矢報いたいウディネーゼは85分に左 CK からニアでナインティンクが、88分にはベトとのコンビでサクセスがシュートにまで持ち込むもシュチェスニーの牙城は崩れず。

 結局、試合はこのまま 2-0 で終了。前後半で1点ずつを奪ったユベントスが勝利し、勝点3を積み重ねた。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.5
 シュートストップとビルドアップへの参加で高いクオリティーを披露。安定感もあった。

DF: クアドラード 6.0
 自陣深くまで押し込まれた際のウドジエへの対応には若干苦戦したが、試合全体としてはサポート役として戦術的に機能していた。

DF: デ・リフト 6.5
 充電が完了したパフォーマンスを見せ、力強さをゴール前で示した。

DF: ルガーニ 6.0
 ベトとのパワー勝負に負けず、スピード勝負でも互角に渡り合った。マークを外しすぎた場面も1度だけあったが、それ以外はミスと呼べるものはなかった。

DF: ペッレグリーニ 5.5
 縦パスの精度が悪く、ビルドアップ時のポジショニングも的確とは言えない場面が散見された。途中交代は止むを得ないだろう。

DMF: ベンタンクール 6.5
 アルトゥールやロカテッリのサポート役を担いつつ、ボール奪取からカウンターを発動させる。右 CB としてビルドアップにも加わるなど良いパフォーマンスだった。

DMF: アルトゥール 6.0
 中盤でレジスタとしてボールを動かし、チームを活性化させる。前半の早い時間帯にカードをもらったことで相手に狙われており、前半での交代は戦術的にも止むを得ないものだった。

OMF: クルゼフスキ 5.5
 周囲との連携が上手く行かず不完全燃焼だったことは否めない。キエーザの長期離脱で出場機会は増えるだろうが、本領発揮とならない時間が続いている。

OMF: ディバラ 7.5
 ゴール前での決定的な仕事でチームの2点に大きく関与した。それだけにペナルティーエリア周辺にディバラを留まらせることがチームのテーマとなるだろう。

OMF: マッケニー 7.0
 ゴール前への侵入や右サイドへのスライドで局所的な数的優位を作るなど献身的な働きでチームに貢献。試合を行方を決する追加点を決め、重要や役割を担った。

FW: ケーン 6.0
 アルトゥールの縦パスをディバラに落とし、ポストプレーによるアシストでチームに貢献。期待された仕事を献身的に遂行した。

 

【交代選手など】

DMF: ロカテッリ 6.0
 46分にアルトゥールとの交代で出場。レジスタの役割を引き継ぎ、イエローの累積警告で次節出場停止になることなく勝利する目標を上手く成し遂げていた。

OMF: ベルナルデスキ 6.0
 クルゼフスキに代わって後半開始46分から出場。周囲との連携を取り、アッレグリ監督下でのプレー経験を活かしたパフォーマンスを見せた。

DF: デ・シリオ 6.5
 57分にペッレグリーニとの交代で出場する。サイドライン近くでの的確なポジショニングで攻撃時の幅を出し、質の高いクロスで2点目をアシスト。良い仕事をした。

FW: モラタ 6.0
 64分からケーンに代わって出場する。自らに決定機は訪れなかったが、75分のカウンターでの持ち上がりや79分の追加点の際にはニアに走り込むなど質の高いランニングを見せていた。

DMF: ラビオ ー
 82分にベンタンクールとの交代で出場。

 

アッレグリ監督 6.5
 ハーフタイム後にチームが眠りに落ちてしまったことは問題だが、前半の早い時間帯に先手を奪って追加点への意識を見せた姿勢は良かった。得点力の向上にはディバラを可能な限り高い位置に留まらせるかが課題になるだろう。

ギウア主審 6.5
 ウディネーゼは PK を要求しただろうが、ボールを処理したベトが倒されたのではないため無理がある。審判団として適切なレフリングをしていたと評されるだろう。