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【採点】 2021/22 セリエA第19節 ユベントス対カリアリ

 2021/22 セリエA第19節カリアリ戦はケーン選手とベルナルデスキ選手のゴールでユベントスが 2-0 で勝利しました。

画像:攻撃陣を牽引したケーンとベルナルデスキ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2021/22 セリエA第19節 ユベントス対カリアリ
表1:先発メンバー(2021/22 セリエA第19節 カリアリ戦)
  Juventus FC
[4-3-3]
Cagliari Calcio
[3-5-2]
GK 1: シュチェスニー 28: クラーニョ
DF 11: クアドラード
19: ボヌッチ (C)
4: デ・リフト
12: A・サンドロ
25: ザッパ
23: チェッピテッリ
44: カルボーニ
MF 30: ベンタンクール
5: アルトゥール
25: ラビオ
12: ベッラノーバ
14: デイオラ
27: グラッシ
29: ダウベルト
22: リコヤニス
FW 20: ベルナルデスキ
9: モラタ
18: ケーン
20: G・ペレイロ
10: J・ペドロ (C)

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-3-3 を選択。左 SB にはA・サンドロ選手が入り、中盤ではベンタンクール選手が先発。前線の3トップは前節ボローニャ戦と同じ配置で試合に臨みます。

 対するカリアリのマッツァーリ監督は 3-5-2 を選択。WB のダウベルト選手が中盤で起用され、前線はJ・ペドロ選手とG・ペレイロ選手の2トップで試合を迎えます。

 

 試合は立ち上がりの3分にクアドラードの左 CK をファーでデ・リフトが折り返し、ケーンがヘディングで狙ったがシュートはクロスバーの上。ケーンは10分にクアドラードのクロスに合わせたが、こちらは左ポストに嫌われてしまう。

 攻め続けるユベントスは22分に左サイドからのクロスが流れて来たところをクアドラードが狙うも、カリアリの守備陣が身体を張って防ぐ。

 一方のカリアリは29分にA・サンドロのフィードが相手に引っかけると、G・ペレイロのクロスにダウベルトがヘディングで合わせる。だが、シュートは枠を大きく外れてシュチェスニーを脅かすまでには至らない。

 試合が動いたのは40分。ベルナルデスキがドリブルで持ち上がってクロスを入れるが、カルボーニが伸ばした足に当たり軌道が変わってしまう。だが、そのクロスをケーンが頭で合わせ、ユベントスが先制に成功して前半を折り返す。

 後半で先に決定機を得たのはユベントス。51分にクアドラードの右 CK にA・サンドロがニアに飛び込んだが、シュートはポストのわずかに右を通過する。

 対するカリアリは60分にG・ペレイロのフリックでベッラノーバがA・サンドロの裏を取ることに成功すると、クロスに飛び込んだダルベルトが合わせる。だが、シュートは枠のわずかに左。

 それでもカリアリは68分に抜け出しに成功したザッパの折り返しに今度はJ・ペドロがヘディングシュートを枠に飛ばしたが、これは GK シュチェスニーが好セーブで CK に逃れて同点に追い付くことができない。

 ピンチを脱したユベントスは83分にクルゼフスキが相手のサイドチェンジを奪うと、ドリブルで持ち上がって逆サイドにスルーパス。これを受けたベルナルデスキが強烈なミドルシュートをゴール右下に決め、ユベントスのリードは2点に拡大する。

 ユベントスは残り時間を無失点で守ることに成功。試合は 2-0 で終了し、ユベントスは年内最終戦を勝利で飾った。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.5
 J・ペドロの決定機を阻止するなど好セーブでチームに貢献。良い働きぶりだった。

DF: クアドラード 6.5
 良質なクロスを始め、セットプレーでのキックの精度は際立っていた。攻守に良い印象を残して年内を締めくくった。

DF: ボヌッチ 6.0
 J・ペドロやパボレッティとのバトルをやり切った。中央で相手に起点を作らせず、ポゼッション時には球出しで貢献した。

DF: デ・リフト 6.5
 セットプレー時にターゲットマンとして強さを見せ、守備でも対人能力を示す。攻撃時にパスの選択肢が消された際はドリブルで持ち上がる嫌らしさが効果的だった。

DF: アレックス・サンドロ 5.5
 高い位置で幅を取ることで攻撃時の貢献は高かったが、守備時には裏のスペースを利用されてクロスの供給地点を作られたことがマイナス。これはシーズン後半戦での改善点だ。

MF: ベンタンクール 6.0
 アルトゥールと役割分担をしつつ、クアドラードやベルナルデスキと連動することで右サイドに活力をもたらす。最後まで献身的に働き続けたことがプラス。

MF: アルトゥール 6.5
 ボローニャ戦よりもレジスタが板に付いていた。年明けからはタフな相手との連戦でシーズン後半戦が始まるだけに真価が問われることになるだろう。

MF: ラビオ 6.0
 左サイドの潤滑油として機能し、ケーンやA・サンドロとのコンビネーションは上々だった。前半だけで下がる内容ではなかっただけに故障による交代だろう。

FW: ベルナルデスキ 7.0
 左右のハーフスペースに顔を出してボールを引き出し、持ち前のキック力で局面を打開した。プレーでレギュラーの座を掴もうとしている。

FW: モラタ 6.0
 決定機の数は多くなかったが、裏抜けを狙うケーンの存在がポストプレーに安定感をもたらしていた。この 4-3-3 が継続されるのなら、冬の補強は必要不可欠ではないだろう。

FW: ケーン 7.0
 試合開始直後から決定機を嗅ぎつける能力が抜群だった。その上で前半の内にゴールを決め切ったことは高く評価されるべきだろう。3トップの役割分担も良く、守備での貢献も光るものがあった。

 

【交代選手など】

MF: マッケニー  6.0
 46分にラビオとの交代で出場。左インサイドハーフとしてプレーし、ゴール前に決定機に絡もうとする攻撃面でアピールを続けた。

MF: クルゼフスキ 6.5
 足首を痛めたケーンに代わり72分から出場する。相手のサイドチェンジをカットしてカウンターを発動させ、ベルナルデスキのゴールをアシスト。スペースを活用したプレーが効果的だった。

MF: ロカテッリ ー
 アルトゥールとの交代で83分から出場。

DF: デ・シリオ ー
 モラタとの交代で89分から出場。

FW: カイオ・ジョルジ ー
 ベルナルデスキとの交代で89分から出場。モラタに代わる CF としてプレー。

 

アッレグリ監督 6.5
 4-3-3 でハイプレスによる即時奪還のゲームプランを完遂。押し込んでいた前半でリードを奪い切れたことが最大の収穫点。後半は60分すぎからA・サンドロの裏のスペースを狙われ続けたが、その際に修正策を講じなかったことは議論に値するだろう。結果に救われた試合だった。

ディオニージ主審 6.5
 両チームの選手が競り合いで肘を使ったプレーをしていたが、その部分のコントロールに疑問が残ったことは事実。しかし、オフサイドなどのレフリングは的確であり、全体として質の高い審判団だった。