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プリマベーラ: チェッリのゴールでラツィオを下し、コッパ・プリマベーラ準々決勝に進出

 2021/22 コッパ・プリマベーラのラウンド16が開催され、ラツィオをホームに迎えたユベントスはチェッリ選手のゴールを守り切って 1-0 で勝利し、準々決勝に駒を進めました。

画像:決勝点を決めたチェッリ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2021/22 プリマベーラ杯 ラツィオ戦)
  選手名
GK 12: スカーリャ
DF 2: サボナ(→ 27' st. 24: デッラバーレ)
5: エンゾアンゴ
6: チティ
3: トゥリッキア
MF 29: マレッサ
4: オミッチ (C)
10: ボネッティ(→ 11' st. 21: ドラティオット)
16: ローヒ(→ 37' st. 11: イリング)
FW 9: チェッリ(→ 11' st. 27: ガランテ)
17: キボツォ(→ 27' st. 25: エンバングラ)

 ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。GK にスカーリャ選手が起用された他は目立ったターンオーバーはなく、前線はチェッリ選手とキボツォ選手の2トップで試合に臨みます。

 

 最初にチャンスを作ったのはユベントス。10分にキボツォ選手がボネッティ選手とのワンツーで左サイドを突破してクロスを供給するが、チェッリ選手に届く前に GK フルラネット選手にキャッチされてしまう。

 対するラツィオは15分にユベントスの GK スカーリャ選手がボネッティ選手に入れた縦パスをプレスで奪うとアダジャオウディ選手がシュート。だが、GK スカーリャ選手が好セーブでゴールを死守する。

 すると直後に16分にユベントスはローヒ選手が左サイドを突破してドリブルで持ち上げるとキボツォ選手に横パス。キボツォ選手の強烈なロングシュートは GK に阻まれたが、こぼれ球をチェッリ選手が押し込んでユベントスが先制に成功する。

 ラツィオは18分に GK スカーリャ選手からの縦パスを引っ掛けたロメロ選手が絶好の同点機を手にするが、シュートは右ポストを直撃。チャンスを逸してしまう。

 一方のユベントスも28分に最終ラインでの横パスを奪ったキボツォ選手に追加点の機会が訪れたが、こちらはクロスバーを直撃。こぼれ球をチェッリ選手なども押し込めず。それでもユベントスは前半を1点のリードで折り返す。

 後半で先にチャンスを作ったのもユベントス。48分に左サイドからのクロスをマレッサ選手が折り返したところをキボツォ選手が狙ったが、シュートは枠を捕らえず。

 ラツィオはロメロ選手を中心にユベントスゴールに迫るが、GK スカーリャ選手にセーブを強いるまでには至らず。時計の針が刻々と進む。

 ユベントスは79分にオミッチ選手のボール奪取から途中出場のエンバングラ選手が狙うもシュートは左ポストを直撃し、追加点を奪うことはできない。それでも1点のリードを守り切ることに成功。

 ユベントスがローマの待つ準々決勝に駒を進めた。

 

 なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「私達には数多くの試合が待ち受けていますが、常に最高のプレーをすることは簡単ではありません。しかし、試合が接戦だった結果は現実には価値があったと言えるでしょう。

 ゴールに到達することは当たり前ではありません。競技では全く簡単ではないですし、満足しています。

 今はカンピオナートのことを考えましょう。ペスカーラ戦というデリケートな試合が私達を待っています。私達は良い道にいますし、勝点3を得なければなりません」

 

 




 

 試合は 1-0 で終わったことが不思議なぐらい両チームに決定機がありました。一発勝負のプレッシャーが出場していた選手たちをそれだけ緊張させていたと言えるでしょう。

 ユベントスは「GK スカーリャ選手からの球出し」を重点的に狙われ、そこから大ピンチを招く場面が前半は多く見受けられました。ただ、それらを防ぎ切れたことは収穫であり、成長の糧とすれば問題にはなりません。

 一方での攻撃面は「スペースを活用した速攻」と「ハイプレスからのショートカウンター」で決定機を作り出せており、チームとして機能していた試合でした。

 今後は決定機でシュートの正確性を示すことが課題となります。カンピオナートで勝点3をコンスタントに獲得するには「仕上げの精度」が問われることになるでしょう。

 

 プリマベーラの次戦は12月4日(土)に予定されているカンピーナート第11節ペスカーラ戦です。アウェイ戦で勝利を手にすることができるのかに注目です。