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プリマベーラ: 後半アディショナルタイムのチティのゴールでジェノアを 2-1 で下す

 2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第8節が行われ、ジェノアをホームに迎えたユベントスは後半アディショナルタイムのチティ選手のゴールで 2-1 で勝利しました。

画像:劇的ゴールでジェノアを下したユベントスのプリマベーラ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2021/22 プリマベーラ第8節 ジェノア戦)
  選手名
GK 1: センコ
DF 2: サボナ(→ 24' st. 24: デッラバーレ)
5: エンゾアンゴ
6: チティ
3: トゥリッキア
MF 14: ムラッツィ(→ 41' st. 16: ローヒ)
4: オミッチ (C)
10: ボネッティ(→ 35' st. 29: マレッサ)
11: イリング
FW 18: トゥルコ(→ 41' st. 27: ガランテ)
17: キボツォ(→ 24' st. 28: ストリドンク)

 ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。ミッドウィークのゼニト戦からは CB のチティ選手が新たに先発しただけで他の10選手は同じメンバーがスタメンに名を連ねて試合に臨みます。

 

 先に惜しい場面を作ったのはユベントス。6分に右サイドから抜け出したムラッツィ選手がシュートを放つも、これはサイドネットに阻まれてしまう。

 26分には左サイドから仕掛けたトゥリッキア選手が右足で巻いたシュートを打ったが、ボールはクロスバーのわずかに上を通過。均衡を破ることができない。

 それでも39分にトゥリッキア選手が左サイドから左足でクロスを入れると、中央でムラッツィ選手がヘディングで合わせる。ロブショットの軌道を描いたシュートは GK ミトロビッチ選手が指先をかすめてゴールイン。

 前半はジェノアに決定機を許さなかったユベントスが1点のリードを持って折り返すことに成功する。

 後半も立ち上がりの47分に右サイドの仕掛けからボネッティ選手がゴールに迫るも GK ミトロビッチ選手がゴールを死守。ミトロビッチ選手は直後のトゥリッキア選手のミドルシュートも防ぎ、ジェノアが食い下がる。

 ジェノアは60分に左サイドからの折り返しにジニ選手のヘディングシュートが枠を捕らえるも、こちらはユベントスの GK センコ選手が右手1本で好セーブを見せて応戦する。

 スコアが動いたのは77分。ジェノアはゴール正面やや左で FK を獲得するとベッサージョ選手が鋭いシュートを直接決めて 1-1 の同点に戻すことに成功する。

 追い付かれたユベントスは89分にイリング選手が入れた右 CK からデッラバーレ選手がシュートを放つも、ボールは枠のわずかに左。試合は4分間の後半アディショナルタイムに突入する。

 ユベントスは93分にストリドンク選手がプレッシングをかけて CK を獲得すると、イリング選手が入れた右 CK をチティ選手がヘディングで合わせて土壇場で勝ち越しに成功。試合は 2-1 で終了し、ユベントスが勝点3を獲得した。

 

 なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「1週間で3試合目だったことを考慮に入れても今日の勝利には多くのポジティブな側面があります。私達は非常に激しい試合のサイクルを可能な中で最も理想的な形で締めくくることができました。

 私は最初の1分から最後の1分までの姿勢が非常に気に入っています。私達は常に最後の1分まで信じなければならないですし、今日はその具体的なデモンストレーションとなりました。

 この成功は対戦相手の強さを考えると、より価値を持つことになるでしょう。ジェノアは非常にソリッドなチームです。2003年生まれは U-18 のイタリア王者で、2004年生まれは U-17 で準優勝の面々で構成されているからです。

 私達はこのカンピオナートで最強のチームの1つと対戦し、私達が望んだ結果とともにピッチを離れるにはこのようなパフォーマンスが必要でした」

 

 




 

 “当たりシーズン” のジェノアを相手に最後まで勝利を諦めずに戦い抜いた試合でした。前半はジェノアに決定機をほぼ与えなかったですし、ユベントスは自分たちで作った決定機を活かしてリードを奪えていたからです。

 後半は同点ゴールを許したものの追加点や勝ち越しの機会は作れていましたから試合に臨む姿勢は非常に良いものでした。そして、後半アディショナルタイムでもボールへのプレッシングを怠らず、そこから得たセットプレーで決勝点を手にしたことは大きいはずです。

 このメンタリティーを11月の代表戦による中断期間でも活かせるかがポイントになるでしょう。

 

 プリマベーラの次戦は11月19日(金)に予定されているカンピオナート第9節ミラン戦です。良い再スタートを切ることができるのかに注目です。