国際Aマッチデーも過密日程であるため、南米代表組を多く抱えるユベントスなどは選手を起用しにくい状況に直面しています。ラビオ選手の起用も難しい現状であり、アッレグリ監督は頭を悩ませることになるでしょう。

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新型コロナの影響で代表戦を延期したことにより、国際Aマッチデーは今シーズンも3試合を消化する過密日程で行われています。
例えば、カタールW杯南米予選のブラジル対ウルグアイはイタリア時間・15日(金)早朝にキックオフ。セリエA第8節ローマ戦は17日の夜ですから、時間的に起用できてもコンディションは整っていることは期待できません。
だから、9月の代表戦明け直後の試合でアッレグリ監督は南米代表組をナポリ遠征への帯同すら見送ったのです。
ただ、今回はラビオ選手が新型コロナ陽性でチームを離脱。中盤 MF で起用できる選手が極端に限られてしまい、野戦病院の状況になっています。

具体的に言うと、「ローマ戦ではロカテッリ選手の両脇を担当する MF が極端に少ないこと」が懸念点です。
アルトゥール選手をロカテッリ選手と組ませるでしょうが、負傷明け直後のアルトゥール選手ですから先発フル出場を期待するのは酷です。
また、中央のスペースを封鎖できるボランチはベンチに残しておきたいため、選手起用時の制約となるでしょう。
南米代表組の起用が可能となる20日のゼニト戦以降は選手起用の幅が広がります。その前に行われるローマ戦をアッレグリ監督がどのように乗り切るのかに注目です。