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ガゼッタ・デッロ・スポルト、ユベントスの課題は中盤と指摘

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』が 2021/22 シーズンのプレシーズンを終えた段階でのユベントスに関する寸評を記事にしていましたので紹介いたします。課題は「中盤」と指摘していますが、これは止むを得ないと言えるでしょう。

画像:ユベントス再建が期待されるアッレグリ監督

 ガゼッタ紙による寸評の概要は以下のとおりです。

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  • DF:
    • 個人と集団で大きな堅実さはあった
    • アッレグリの「無失点で親善試合を終える」との目標は頓挫
    • 押し込まれた際の守備には改善の余地あり
    • 自己犠牲の精神を考えると非常にポジティブな兆候
  • MF:
    • 昨季、最大の困難を記録した部門
    • アッレグリが様々な実験中
    • ベルナルデスキが呼応した
  • FW:
    • ディバラに火が灯った
    • 試合での決定機を作り出せている
    • 部門として準備と信頼性の上で最も順調

 

 各ポジションごとへの評価はガゼッタの寸評にほとんどの人が賛同すると思われます。個々の選手によっては「上手くアピールできたとは言えない選手」がいることも事実ですが、チームとしての方向性と評価基準の輪郭は見えて来ました。

 ガゼッタ紙は「中盤 MF が課題」と言及していますが、これは昨季以前からチームが抱えている課題です。

 ユベントスはアッレグリ監督が率いた第1期の時から「DF 陣と FW 陣は固まった状態」であることが一般的でした。そのため、MF 陣は「陣容の定まっている DF 陣と FW 陣を活かせる選手層と並び」を要求され、最適解を見出せずにメディアから批判を受ける状況となっています。

 この状態が今季(= 2021/22 シーズン)も続いていることは明らかでしょう。したがって、今季もシーズンを通して「MF 陣に問題がある」との論評を頻繁に目にすることになると思われます。

 

 ただ、プレシーズンの段階で「(マスコミ基準での)満額回答」ができるチームは存在しません。また、アッレグリ監督は「シーズン前半戦をチーム作りのための実験」に費やす傾向のある指揮官です。

 現状は「シーズンを通して見た際に戦力として計算できる選手の見極め」を行っていると思われるため、“個のレベルが要求水準に達していない選手” が振るいに掛けられている段階でしょう。

 移籍市場はまだ開かれていますし、1〜2選手を放出したい状況にあることも事実です。開幕節ウディネーゼ戦を睨みつつ、アッレグリ監督がどのような準備を進めるのかに注目です。