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ユベントス、コロナ禍で深刻な影響を被ったクラブ財政を凌ぐための増資を検討中?

 イタリアの『イル・ソーレ・24オーレ』によりますと、コロナ禍で財務的に大きな影響を受けたユベントスが増資に踏み切っても不思議ではないとのことです。資金が必要なのは確実であり、どうするのかが注目点と言えるでしょう。

画像:Juventus
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 ユベントスはパラティーチ CFO が移籍市場を本格的に取り仕切るようになった 2018/19 シーズンから拡大路線に転換。クラブ財政は赤字が続いている状況でした。

 ところが、コロナ禍が発生。どのクラブもマッチデー収入や(試合関係の)スポンサー収入を喪失するという苦境に直面しています。

 ホームスタジアムのキャパシティーが少ないユベントスも例外ではなく、今季(= 2020/21 シーズン)前半戦だけでの赤字額は1億ユーロ超。資金繰りをするための資金調達が重要な状況にあります。そのため、『増資』という噂が出ているのでしょう。

 

 ちなみに、経済紙である『イル・ソーレ・24オーレ』が指摘しているのは「財務諸表などを確認すると資金は必要」というものであり、増資に向けた具体的な動きはまだありません。

 しかし、ユベントスが資金を調達する最も確実手段は「親会社である Exor に増資を引き受けてもらうこと」です。

 自動車業界は「EV への切り替え」を環境団体などから要求されているものの、コロナ禍で被った影響はサッカー界よりは軽微です。そのため、親会社が “助け船” を出すシナリオを経済紙が指摘することは一般的なことと言えるはずです。

 

 コロナ禍を機にユベントスの経営は『堅実路線』に戻ることが有力です。徳政令が出されない限り、赤字分は返済する必要があります。堅実路線の方が返済を確実に進められるため、移籍市場での派手な振る舞いはしばらくの間は封印されることでしょう。

 それがどの程度になるのかに注目です。