NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

スーパーリーグに断固反対のイタリア・サッカー連盟、セリエC勢をコッパ・イタリアから実質的に追放する新フォーマットを導入

 レガ・セリエAは公式サイト上で 2021/22 シーズンから導入されるコッパ・イタリアの新フォーマットを評議会で承認したと発表いたしました。なお、魅力的な試合を増やす目的でセリエCからの参戦は4チームに限定されています。

画像:Coppa Italia
PR

 

 コッパ・イタリアは『イングランドの FA 杯』や『日本の天皇杯』と同様に下位カテゴリーに属するチームであってもトーナメント戦を勝ち上がることでどのチームにもタイトルの可能性がある “開かれた大会” でした。

 ところが「魅力的な試合を増やす(ことで大会の価値を高めて参加クラブなどに還元する)」というスーパーリーグと同じ主張を展開し、レガ・プロ(=セリエC)勢の排除に奔走。レガ・プロのジレッリ会長が猛反発する事態となっていました。

 

 最終的に認められたのは以下のクラブです。

  • レガ・セリエA: 20クラブ
  • レガ・セリエB: 20クラブ
  • レガ・プロ(=セリエC): 4クラブ

 大会は36クラブが直接参加する資格を持ち、残り4枠を8チームが争う形になると言及されています。セリエBからの降格チームが4チームですから、セリエCからの昇格組と争って勝ち上がったクラブがコッパ・イタリアの本戦に参加することになるでしょう。

 ただ、新フォーマットになったとは言え、ユベントスのようなセリエAの上位に位置するクラブへの影響はあまりないと思われます。

 シードで5回戦に該当するラウンド16から登場しても、旧フォーマットでは決勝まで5試合をプレーする必要があり、これ以上の試合数を組み込むことは実質的に不可能だからです。

 

 「サッカーは誰にでも開かれたスポーツだ」とスーパーリーグに反対する際に啖呵を切っておきながら真逆のことをするのは驚きですが、これもイタリアらしいと言えるでしょう。新フォーマットでの組み合わせに注目です。