ユベントスは公式サイト上でマッシミリアーノ・アッレグリ氏が監督に就任したと発表いたしました。契約期間の言及はありませんが、『スカイ・イタリア』は2025年夏までの4年契約と報じています。
トスカーナ州リボルノ出身のアッレグリ監督は1967年8月生まれの53歳。コンテ監督が電撃辞任した2014年夏に急遽ユベントスの監督に就任し、2014/15 シーズンからスクデット5連覇を達成した指揮官です。
ユベントスを率いた5シーズンにおいてセリエAで獲得した平均勝点は90。コッパ・イタリアのタイトルを逃したのは最終年の 2018/19 シーズンのみで、それ以外の4シーズンは「国内2冠」という圧倒した成績を残しています。
そのため、現有戦力を最大限活用する形でのチーム再建を託す指揮官として最適な人材だと言えるでしょう。
余談ですが、ユベントスは公式ツイッター上で「アッレグリ復帰」を匂わせるツイートをしていました。
— JuventusFC (@juventusfc) 2021年5月28日
1つ目は「ミネソタ州」の地図。これはアッレグリの所有馬の名前が『ミネソタ』であり、会見で「馬が勝つよりもセリエAでトレーニングをする方が簡単」と記者会見で語ったイタリアでは知られたエピソードが由来です。
2つ目のツイートは英語版でも投稿されています。
— JuventusFC (@juventusfc) 2021年5月28日
これだけだと分かりにくいのですが、以下の画像を見れば思い出すユベンティーノも多いでしょう。
2015/16 シーズン第17節カルピ戦です。2点リードで後半アディショナルタイムに入るも「試合が終わった」と油断して引き分けに持ち込まれそうになり、アッレグリ監督が激怒して投げ捨てたジャケットです。
1つ目のヒントで『正解』にたどり着けた人はほとんどいないでしょう。2つ目で正解した人もかなり感が冴え渡っていたと思われます。
来季の監督人事が定まったユベントスがどのようなチーム作りをしていくことになるのかに注目です。