ユベントスは公式サイト上でD・コスタ選手がブラジルのグレミオに期限付き移籍で加入したと発表いたしました。なお、契約期間は2022年6月30日までとなっています。
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D・コスタ選手のグレミオ復帰は事前に報道されていたこともあり、移籍そのものに驚きはないでしょう。ただ、欧州でのシーズン終了時である6月30日よりも前倒しで移籍が決定したことはサプライズと言えるはずです。
D・コスタ選手は 2020/21 シーズンはバイエルン・ミュンヘンに貸し出し中ですが、この契約を現地5月21日付で解消してユベントスに復帰。ユベントスは即座にグレミオへと期限付き移籍をさせました。
契約最終年度に他チームに期限付き移籍をさせることは異例ではあるものの、これはユベントスのクラブ財政が大きく影響しているものと考えられます。
ユベントスが残している『D・コスタ選手の減価償却費』は約1000万ユーロ。仮に現行契約を打ち切った場合は「2020/21 シーズンの決算に約1000万ユーロの損失を計上」する必要があるため、可能なら避けたい事情があります。
だから、グレミオに費用なしでの期限付き移籍を許可したと思われます。
この場合、ユベントスは「D・コスタ選手の年俸負担から解放」される上、「減価償却費を 2021/22 シーズンに計上することが可能」となります。したがって、ユベントス側の苦肉の策と言うこともできるでしょう。
D・コスタ選手が母国ブラジルでどのような選手キャリアを描くことになるのかに注目です。