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プリマベーラ: フィオレンティーナに逆転敗けを喫し、コッパ・プリマベーラ準々決勝で敗退

 2020/21 コッパ・プリマベーラ準々決勝が行われ、フィオレンティーナと対戦したユベントスはセクロフ選手のゴールで先制するも逆転を許して 3-1 で敗れ、大会敗退となりました。

画像:敗退が決まりピッチに突っ伏すスーレ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2020/21 プリマベーラ杯 フィオレンティーナ戦)
  選手名
GK 1: ガロファニ
DF 2: レオ
5: エンゾアンゴ
6: リッチオ (C)
3: エンテンダ(→ 27' st. 18: チェッリ)
MF 4: オミッチ
8: ミレッティ(→ 17' st. 22: ハサ)
10: スーレ
7: セクロフ(→ 42' st. 13: フィウマーノ)
11: トゥリッキア
FW 9: ボネッティ(→ 27' st. 20: トゥルコ)

 ボナッティ監督は 4-2-3-1 を選択。カンピオナートの第15節カリアリ戦からは6選手の入れ替えを敢行。GK ガロファニ選手や両サイドの選手が先発メンバーに名を連ねて試合に臨みます。

 

 試合は9分にフィオレンティーナのミラーニ選手が左サイドから仕掛けてトチ選手とのワンツーを使ってシュート。しかし、枠の左に外れる。

 対するユベントスは11分にエンテンダ選手の仕掛けからスーレ選手が誘発させたバックパスを奪ったボネッティ選手が押し込むもスーレ選手のファールを理由にゴールは認められず。

 ユベントスは24分に横パスを受けたセクロフ選手がロングシュートで狙うも枠のわずかに上。セクロフ選手は41分にスーレ選手からのパスを受けてミドルを放つが、GK が見送ったシュートは右ポストを叩いてノーゴール。

 一発勝負ということもあり、互いに慎重な入りを見せた前半は 0-0 で折り返すこととなる。

 試合が動いたのは53分。強い縦パスを受けたスーレ選手のトラップが少し大きくなったところに相手 DF のチェックが入り、ルーズボールが発生。しかし、これがラストパスの形となり、素早く処理をしたセクロフ選手が左足シュートを決めてユベントスが先手を取る。

 ビハインドを背負ったフィオレンティーナは59分に右サイドを突破したジェンティーレ選手からのクロスをスパッルト選手がヘディングで押し込み、試合は 1-1 の振り出しに戻る。

 勝ち越しに成功したのはフィオレンティーナ。69分に惜しい枠内シュートを GK ガロファに選手の好守に阻まれてたムンテアヌ選手が右サイドをフリーの状態で抜け出して折り返すと、これをスパッルト選手が押し込んでフィオレンティーナが70分に1歩前に出る。

 この試合で初めて劣勢となったユベントスは84分に左サイドで得た FK を1度はクリアされるが、ハサ選手が回収してキッカーのオミッチ選手に再び託す。このクロスにトゥリッキア選手が合わせたが、シュートはまたも右ポスト。

 逆にユベントスは93分にスーレ選手がビアンコ選手を倒してしまい PK を献上。これをビアンコ選手がゴール右に決め、試合は 3-1 となり終了のホイッスル。ユベントスは 3-1 の逆転敗けを喫し、大会から去ることとなった。

 

 なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「この敗戦は多くの苦味を残しました。私達は試合をコントロールすることが得意でしたし、リードを得た時点でコントロールしているように見えたからです。

 しかし、2つのエピソードにより罰せられてしまいましたし、10分で私達はネット中に捕らわれていると気づきました。リアクションは良かったのですが、不運にもポストを叩きました。

 私達が非常に重点を置いていた大会から去ることは残念に思います。しかし、今はカンピオナート後半戦の初戦となるアタランタ戦に頭を切り替えなければなりません」

 

 




 

 セクロフ選手のゴールで先行したところまでは素晴らしい試合運びでした。ただ、逆転を許す結果となった2失点は「どちらも自陣の左サイドを突破されての失点」ですから、ここが反省点になるでしょう。

 追いかけ展開となってからは84分のトゥリッキア選手が放ったシュートがポストに嫌われてしまったものの、ハイプレスによるボール奪取から(ショートカウンターなどで)シュートに持ち込むという形はしっかりと機能していました。

 前半ではセクロフ選手のシュートがポストに嫌われるなど不運な点が多かった試合ですから次戦に向けて上手くメンタル面を切り替えられるかが鍵となるはずです。

 

 プリマベーラの次戦は3月20日(土)に予定されているカンピオナート第16節アタランタ戦です。コッパ・プリマベーラ敗退のショックを上手く払拭することができるのかに注目です。