2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第9節が行われ、ジェノアのホームに乗り込んだユベントスは2度の先行を許すも追い付き、試合は 2-2 の引き分けで終了しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 5: デ・ウィンター (C) 6: エンゾアンゴ 3: ベルドゥチ(→ 15' st. 20: ダ・グラサ) |
MF | 10: スーレ(→ 29' st 16: イリング) 4: バッレネチェア 8: ミレッティ 11: トゥリッキア |
FW | 7: セクロフ(→ 42' st 18: チェッリ) 9: ボネッティ(→ 29' st. : コッター) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。ミッドウィークのサンプドリア戦からは6選手を入れ替え。先週にコッパ・プリマベーラに出場したフィールドプレーヤーの多くが先発に名を連ねて試合に臨みます。
試合はホームのジェノアが良い入りを見せる。7分にエストレッラ選手が左サイドを突破して中に折り返すと、カロン選手が DF を背負いながらポストプレー。最後は走り込んだベサッジョ選手がゴール右下に蹴り込んで1点を先制する。
対するユベントスは24分にレオ選手からのパスを受けたミレッティ選手がドリブルで前進。その勢いを活かしてペナルティーエリア手前から左足シュートを決め、1-1 の同点に追い付く。
しかし、ジェノアは36分にベサッジョ選手選手がレオ選手からボール奪取すると、DF の背後にスルーパス。パスに反応したカロン選手がニアのゴール左下を居抜き、再びジェノアが1点をリードする。
ユベントスは前半終了間際にエンゾアンゴ選手とレオ選手のシュートが枠を捕らえたが、ジェノアの GK トノーニ選手がキャッチ。前半は 2-1 とホームのジェノアが1点のリードで折り返す。
追い付きたいユベントスは68分に右サイドを抜け出したスーレ選手のクロスがクロスバーを叩き、こぼれ球に詰めたダ・グラサ選手も押し込めなかったものの惜しい場面を作り出す。
すると直後の70分に中盤でのパス回しからバッレネチェア選手がロングシュート。シュートは GK トノーニ選手がストップしたものの、こぼれ球に誰よりも早く反応したダ・グラサ選手が押し込み、ユベントスが同点に追い付く。
その後、勝ち越しの機会はジェノアのカロン選手とジニ選手に訪れたが、前者は GK ガロファニ選手が好セーブで防ぎ、後者のシュートは枠外に外れてゴールとはならず。
結局、試合はこのまま 2-2 で終了。ユベントスは2度のリードを許すも追い付き、勝点1を持ち帰ることに成功した。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「2度のビハインドを追い付いたチームを称賛したいと私は思います。私達はグループの優れたリアクション能力に満足しています。
私達は良いプレーを生み出すことにより、試合に常に留まっていました。これまでの連戦で蓄積した疲労を考えると簡単なことではありません。
確かに私達は多くの点で成長しなければならないでしょう。しかし、熱意とメンタリティーと欲求を持って私達は歩み続けると私は確信しています」
試合としては2失点目が悔やまれます。1失点目はジェノアに最高の崩しをされたのですから仕方のないことです。しかし、2失点目は「レオ選手のボールロスト」と「ガロファニ選手の対処ミス」の2つが重なったため、防げたと言えるでしょう。
したがって、この部分が反省点になるはずです。
プリマベーラは1月23日のリーグ再開戦以降、公式戦6試合で4勝1分1敗。直近の2試合が1分1敗ですから、疲労がピークに達していたとしても不思議ではありません。そのため、選手のマネジメントが重要になるでしょう。
なお、プリマベーラの次戦は2月17日(水)に予定されているカンピオナート第10節ボローニャ戦です。
次戦まで1週間の猶予がありますから、疲労を上手く取れるかがポイントになるでしょう。プリマベーラが公式戦3試合ぶりの勝利を手にすることができるのかに注目です。