Ｂチーム：Ａ・マルケスの PK で先制するも追い付かれ、ノバーラと 1-1 で引き分ける

2020/21 セリエＣ第9節が行われ、ノバーラと対戦したユベントス・Ｂチーム（= U-23）はＡ・マルケス選手の PK で先制するも追い付かれて 1-1 で引き分けました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

表１：出場選手一覧（2020/21 セリエＣ第9節ノバーラ戦）
	選手名
GK	12: イスラエル
DF	33: デッリ・カッリ 15: カペッリーニ 3: コッコロ (C)
MF	35: レオ（→ 37' st. 32: トンギャ） 6: ペーテルス 8: ラノッキア（→ 26' st. 4: トロイアーノ） 17: Ｆ・コレイア 10: ファジョーリ（→ 19' st. 27: デル・ソーレ） 19: ラフィア
FW	9: Ａ・マルケス（→ 19' st. 7: ペトレッリ）

ベンチに復帰したザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。水曜日に行われたリボルノ戦からは GK イスラエル選手と MF ラノッキア選手の2選手が先発に復帰する布陣で試合に臨みます。

試合は9分にＦ・コレイアがＡ・マルケスにボールを預けて中央に侵入し、ラノッキアからのスルーパスに反応して右足でシュート。しかし、左ポストを叩く惜しい展開で始まる。

対するノバーラは11分に右サイドでラニーニがボール奪取してクロスを入れると中央でフリーのジゴーニがシュート。しかし、GK イスラエルが好セーブ。こぼれ球を回収したフィレンツェのシュートは右ポストに嫌われて先制とはならない。

試合が動いたのは21分。ユベントスは中央でクロスを待っていたデッリ・カッリが倒されて PK を獲得。これをＡ・マルケスがゴール右下に決めて1点を先行する。

一方のノバーラは36分にブッゼゴーニからの縦パスを中央で胸トラップしたラニーニが上手く反転し、右足でミドルシュートをゴール左に蹴り込んで 1-1 の同点に戻す。

ユベントスは42分にノバーラの CK をクリアして高速カウンターを発動。Ｆ・コレイアの持ち上がりから最後は並走したデッリ・カッリがシュートも GK ランニがストップ。勝ち越し機を逸したため、前半は同点で折り返すことになる。

後半に先に決定機を手にしたのはノバーラ。48分にジゴーニのポストプレーから抜け出したラニーニが決定的なシュートを放つが、ユベントスの GK イスラエルが右足で防ぎ勝ち越しゴールは許さない。

耐えていたユベントスは54分に右サイドで得た FK をラノッキアが直接狙うと、これが壁に入っていたパニコの腕に当たって PK を獲得。ところが、Ａ・マルケスのゴール左下を狙ったシュートは GK ランニにストップされ、決定機を逸してしまう。

1人少なくなったノバーラは守備を固めたため、ユベントスは新たな決定機を作り出すことはできず。ノバーラは71分にカウンターからマルコリーニがネットを揺らしたが、ラニーニがカペッリーニを突き飛ばしてシュートコースを生み出したためにゴールは認められず。

結局、試合は 1-1 のままで終了。両チームが勝点1を分け合う結果となった。

なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。

ランベルト・ザウリ監督：
「残念です。私達はグループで最も経験があり、最も強いチームの1つと対戦し、良い前半をプレーしました。また、得点ができる複数の機会や PK もあったからです。

退場の後に結果を大きく左右する PK 失敗があり、ノバーラは撤退しました。ボールを持ち運び過ぎてしまいましたし、結果として彼らを守りやすくしてしまったと思います。

強いチームを相手に勝ち切ることができなかったという後悔を持って家路に就きます。ですから、グラスの半分が満たされた状況と言えるでしょう」

惜しい試合だったと言えるでしょう。Ａ・マルケス選手の PK で先制し、ワンタッチパスで守備網を突破されて決定機を迎えるも GK イスラエル選手の攻守で踏み留まり、勝ち越し点を奪うチャンスを何度か手にしていたからです。

ラツィオと引き分けたトップチームの引き分けとは内容が全く違うと言えるはずです。ちなみに、第9節を終えた時点でのグループＡの順位は以下のとおりです。