2020/21 セリエC第8節が行われ、レッコをホームに迎えたユベントス・Bチームは1点のリードを許すもファジョーリ選手のゴールで追い付き、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 12: イスラエル |
DF | 15: カペッリーニ 13: アルチビアーデ (C) 3: コッコロ |
MF | 35: レオ 6: ペーテルス 8: ラノッキア 27: デル・ソーレ(→ 10' st. 4: トロイアーノ) 10: ファジョーリ(→ 1' st. 32: トンギャ) 19: ラフィア(→ 44' st. 7: ペトレッリ) |
FW | 9: A・マルケス |
コンテ監督代行は 3-4-2-1 を選択。中3日で迎えることもあり、コモ戦からは4選手を入れ替え。トップチームから戻ってきたペーテルス選手とラフィア選手が先発に名を連ね、レッコとの一戦に臨みます。
試合は立ち上がりの8分にレッコが先制する。レッコは左サイドからクロスを入れると逆サイドのネスタがダイビングヘッド。これはファーポストに嫌われたが、跳ね返りをカポニャが押し込んでアウェイのレッコが1点を先行する。
レッコは10分に再び左サイドからのクロスをネスタが頭で合わせたが、またもポストに嫌われてノーゴール。ネスタは12分に抜け出して1対1の決定機を迎えるも、これは GK イスラエルが好セーブで防いで追加点は許さない。
防戦一方だったユベントスは19分にラフィアが左サイドで相手を引き寄せると、空いたスペースに走り込んだファジョーリにボールを預ける。そのままペナルティーエリア内に侵入したファジョーリが右足で巻いたシュートを決め、ユベントスが同点に追い付く。
ユベントスは29分に左サイドを縦に突破したデル・ソーレが中央に折り返したところを並走してきたA・マルケスが狙うも、シュートは上手くミートせず。
対するレッコは36分にスピードでユベントスの最終ラインを突破したジュディチが GK イスラエルとの1対1を手にしたが、このピンチにユベントスの守護神はシュートを右足に当てて防ぎ、前半は 1-1 の同点で終了する。
後半は47分にペーテルスのボールロストからレッコのプッロが持ち上がって枠内シュート。しかし、これは GK イスラエルがキャッチして難を逃れる。一方のユベントスは48分に抜け出したA・マルケスがループシュートもクロスバーに嫌われてしまう。
その後は両チームが勝ち越しゴールを狙うも、守備陣が奮闘して決定機を与えずに試合終了のホイッスル。結局、試合は 1-1 のまま終了し、勝点1を分け合うことになった。
なお、コンテ監督代行は試合後に次のようにコメントしています。
ミルコ・コンテ監督代行:
「チーム全体としてやらなければならないことを遂行しました。私達は良く整備され、経験の備わったチームを目の前にして苦しんだ瞬間はありました。一方で彼らが苦しんだ瞬間もあり、引き分けは正しいものだったと思います。
ペーテルスとラフィアは私達を牽引してくれましたし、彼らのクオリティーとフレッシュなエネルギーをもたらしてくれました」
左サイドからの高い弾道のクロスと速攻に苦しめられた試合だったと言えるでしょう。GK イスラエル選手の奮闘がなければ、一方的な展開になったとしても不思議ではない試合内容だったからです。
その中で1失点に抑え、勝点1を獲得したことは朗報と言えるはずです。
Bチームは7試合を消化して3勝2分2敗の勝点11で暫定11位に付けています。11月4日(水)に未消化分の第4節リボルノ戦が行われるため、久しぶりの勝利を手にしたいところです。
ルッケーゼ戦で退場となったF・コレイア選手の出場停止処分も解けるため、サイドからの攻撃力を取り戻すことが期待されます。リボルノを相手に勝点を積み重ねることができるのかに注目です。