『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、クロトーネ戦で起用されなかったディバラ選手を巡るゴタゴタ劇がユベントスで生じている可能性があるとのことです。状況が状況だけに厄介と言わざるを得ないでしょう。
事の発端は「ディバラ選手がクロトーネ戦の後にガゼッタの記者が行ったツイートに “いいね” をしたこと」です。内容は以下のものでした。
(* 該当の『いいね!』は削除済み)
ディバラが数分でもピッチに足を入れた場合を除き、彼をクロトーネに連れて行く意味はあったのだろうか。もし、プレーできない状態なら、彼をトリノに残してトレーニングさせた方が論理的ではなかったのですか。
この指摘は的を得ていると言えるでしょう。クロトーネ戦でピルロ監督は 3-4-1-2 よりも 4-2-3-1 で戦う時間が長くなる采配を見せました。
2列目を(右から)クルゼフスキ、ディバラ、キエーザの並びにすることは可能だったのです。勝利が求められた状況下で起用を最後まで見送ったのですから、ピルロ監督の采配にディバラ選手が不満を覚えるのは当然と言えるでしょう。
通常は「監督の采配が絶対」とディバラ選手からの不満を一蹴しなければなりません。ただ、パラティーチ CFO にそれをやり切る胆力があるのかは怪しいところです。
その大きな理由は「ディバラ選手との現行契約は2022年まで」という点です。
現状でディバラ選手は契約延長に対し、「デ・リフト選手を上回る年俸を要求している」と目されています。ユベントス側が要求に難色を示していることで交渉は平行線のままですが、揉めるほど移籍金フリーで退団する可能性は高くなってしまうことでしょう。
このようなゴタゴタ劇は表沙汰になられないレベルを含めれば発生することは予想できることです。ユベントスのフロント陣や監督・コーチ陣が上手く対処することができるのかに注目です。